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歴代CMで振り返る、Chrome世界シェア第一位の理由

 5月14~20日の週に、ついに世界シェアNo.1となったインターネットブラウザ『Google Chrome』(StatCounter調べ)。シンプルな画面構成やページ表示の高速さで、登場以降シェアは右肩上がりを続けている。『Internet Explorer(IE)』『Firefox』『Safari』など数多くあるブラウザのなかで、後発のChromeがなぜ1位になれたのだろうか。Chromeが他のブラウザより優れているとアピールしていた点を、これまでに放送されたCMを振り返りながら紹介しよう。

『Googleで、もっと。タブを楽しもう。』編(2010年)


(⇒ http://youtu.be/6PGznR2a9xk)

 Chromeと言えばタブ機能。この機能を活用して、パラパラ漫画を制作。これだけたくさんのタブを開いても高速でさくさく動くことで、タブ機能の優秀性を視覚的にアピールしている。

『Googleで、もっと。クロームで瞬速体験。』 編(2010年)


(⇒http://youtu.be/3Br7N08CTaw)

 さらにChromeのウリだったのは起動の速さ。これをなんとドミノで実証したのがこのCM。実際のドミノとほぼ同じタイミングでPCに映るドミノが倒れている。

『Googleで、もっと。クロームでストリートライブ』編(2010年)


(Youtube⇒ http://youtu.be/xS64qLSdLfw)

 動画サイトはいまやネットのメインコンテンツ。YouTubeの読み込み速度もアピールしていた。“同時にいくつもの動画を再生して、1人でこんなライブだってできる”という発想のユニークさには、読み込み速度以上に驚嘆してしまう。

 そして、昨年大きな話題になったのが『初音ミク』編(2011年)


(⇒http://youtu.be/MGt25mv4-2Q)

 日本のインターネットを代表するアイコンとしてCMに起用された初音ミク。『Everyone,Creator』というメッセージにもあるように、誰もがクリエイターになりやすくなった今、インターネット上に才能を広めるのにもChromeは有効だというアピールだった。YouTubeにアップされた動画には、世界中から「みんなで楽しさを共有できるって素晴らしい」「日本の誇るべき文化、初音ミクの原点がすべて詰まってる映像!」「初音ミクは世界を教えてくれる」といったミク愛のつまったコメントがずらり。

 初音ミク版のCMが公開された12月以降、Chromeのシェア率は伸び続け、ついに1位となったのである。もしかしてこれは世界の歌姫、初音ミクの影響もあったのだろうか!?

chrome_miku

Chrome CM「初音ミク」

 しかしながら、Chromeの日本国内でのシェアは、IE、Firefoxに続いて現在3位。企業や官公庁ではIE以外のブラウザが利用できないという場合も多いことも理由の一つだろう。現時点では日本国内ではいまだに圧倒的シェアを誇っているIEと、ほぼ横ばいで大きな強みを出せていないFirefoxやSafari。そこに世界の潮流のままにChromeが割って入り日本国内のシェアも握るのか? はたまた世界規模で、IEやFirefoxが巻き返しを図るのか? ユーザーとしては、ライバル関係を保って競い合うことで、使い勝手のいいブラウザを提供し続けてもらいたいところだ。 <文/坂口裕菜>

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