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燃料費ゼロ! 長く使えばいちばん有効な発電方法は?

― 企業の自家発電能力だけで原発60基分!! 【4】 ―

原発の約2倍の熱効率を達成する天然ガス、太陽光発電etc.はスゴイ実力。
しかも電気代も安い!!


電力不足が騒がれる昨今、注目を集めているのが、液化天然ガス利用のコンバインド・サイクル方式発電。そのほか、現在日本に存在するエネルギーをかき集めたら、いったいどのくらいあるのか?を検証。

【太陽光】
燃料費ゼロ! 長く使えばいちばん有効な発電方法

ソーラーパネル

シャープ亀山工場に設置されている自家発電のソーラーパネル。一般家庭1300軒分の電力をつくっている

 液晶テレビで有名なシャープの亀山工場の屋根一面を太陽光パネルが覆う。今年3月までの累積生産量で世界第1位を誇るだけあって、その広さは甲子園球場のグラウンド3つ分(4万7000平米)。一般家庭1300軒分の電力を発電しているのだという。

 太陽光発電は、今回の震災で脚光を浴びた。ソフトバンクの孫正義社長が被災地を中心に「東日本ソーラーベルト」構想を発表。大規模太陽光発電所(メガソーラー)の設置先として、埼玉県や関西の近畿7府県が手を上げ、以前から太陽光発電に熱心だった山梨県もメガソーラーの誘致に取り掛かっっている。そうした空き地等に置く形式での、大規模太陽光発電の設置のコストや労力、時間等を試算したのが、山梨自然エネルギー発電株式会社の大友哲社長。「太陽光発電の可能性は、やはりすごい」と強調する。

「電力不足を警戒して東京電力などは、ガスタービン発電機を導入していますが、今後10年というスパンで観れば、太陽光発電の方が経済的だといえるのです。国の予測では、東京電力管内でこの夏は500万キロワット不足するのではと見られています。この不足分を補うためにガスタービン発電機を新設すれば、10年間で1兆5230億円というコストがかかります。一方、太陽光の場合は発電効率自体はガスタービンに劣るので、600万キロワット必要とします。その場合、当社実績で換算したコストは10年間で1兆4400億円。燃料費がかからないので、10年以上使うことを考えれば太陽光の方が最終的には安くなるのです」(大友氏)

 太陽光発電の利点は「置く場所さえあればすぐ発電できること」だと大友氏は言う。

「600万キロワットの設備でも、最速3か月で設置することができます。その場合、設置工事要員8万8000人、電気工事要員1万6000人が必要となりますので、新たな雇用も生まれるでしょう。広大な設置面積が必要となることが太陽光のネックとされますが、田舎は土地が余っている。600万キロワットの発電をするのに必要な山の手線内全域という面積も、実は私のいる北杜市だけでもカバーできるんです。膨大な人員での工事や田舎の土地利用は、見方を変えれば地方の活性化にもつながります」




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