株で稼いだお金を慈善活動に使う億超えトレーダー
今回、1億円以上の資産リッチな人&年収3000万円超の高額所得者のネオ富裕層に取材を実施。ネオ富裕層の時間とお金の使い方には一定の傾向と共通点があることが判明した!
◆株で稼いだお金を慈善活動に使う億超えトレーダー
「個人に対しても社会に対しても最も大きなリターンが得られるのは教育」と話すのは、数億円を持つ個人投資家のくぼっちさん(30代)。
「カンボジアで一日6ドルで働いているバイクタクシーの兄ちゃんと友達になったのですが、彼は7か国語話せるのに『もっと勉強したい』って言ってたんです。日本人なら誰でも最低限の教育を受けることができるのに、生まれた国が違うことで勉強できない人たちもいる。そこで、’09 年に300万円を投資し、現地の団体と協力してネパールに学校をつくったんです。
学校といっても建物を建てるだけでは意味がなくて、先生がいて子供たちがいて、教科書があって、教師に給料が払えて……と、しっかり運営していくことも大事。当初、全校生徒は150人でしたが、’14 年には220人くらいまで増えました。ただ、ネパールでは4月に大地震があり、現地の人たちと連絡を取って無事を確認している最中です。心配ですね」
くぼっちさんは、ほかにもモンゴルの孤児院を友人と一緒にサポートしたり、「東北を、日本を、花火で、元気に。」をコンセプトに、東日本大震災で被災した東北の太平洋沿岸で一斉に花火を打ち上げるプロジェクト「LIGHT UP NIPPON」を継続して実施している。
「震災の直後から『東日本大震災の追悼と、大きな被害を受けた地域の復興を祈り、花火を打ち上げよう』と約10人でこのプロジェクトをスタートさせました。’11 年から毎年8月11日に、東北の太平洋沿岸の複数地域で花火を打ち上げる活動を行っています」
このプロジェクトは個人や企業の募金、グッズや支援商品の販売代金、応援店舗での飲食代の一部などによって支えられていて、そのほぼすべては花火費として使い、団体の活動費は自腹で行っている。
また、くぼっちさんは円がどんどん弱くなっていくこれからの時代、自分で外貨を稼げる力を身につける重要性を感じているという。
「今後は日本人が国際感覚を磨き、世界で活躍できるための学校や場所をつくっていきたいと思っています。自分で株に投資すれば儲かるかもしれないけど、自分の口座に眠っているよりは、人を応援したり何かを生み出すために投資して有効に使われることが社会のためになるんじゃないかなと思います。幸運なことにトレードでそれなりに稼げているうちは、年間で稼いだ金額くらいは人のため、世界のため、社会のために使っていきたいですね」
― 資産1億円超・ネオ富裕層の[お金が増える]生活習慣 ―
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