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有名人だけではない一般人にも襲いかかるツイッター被害とは

「稲本潤一と田中美保がご来店(略)今夜は2人で泊まるらしいよお、これは…(どきどき笑)」という高級ホテル従業員のツイートが瞬く間に広がり、話題になったのは記憶に新しい。誰もが24時間、どこでもツイートできるようになった今、新たな問題点も噴出してきたようで…… 有名人だけではない一般人にも襲いかかるツイッター被害とは  政治家やタレントなど著名人のなりすまし事件は後を絶たない。そのなりすましが、”自分の友人”として近づいてきたら――?  酒井綾子さん(仮名・34歳)は有名な人気ブロガー。ファンも多い一方で、有名人につきもののネットストーカーにも悩まされてきた。そんな彼女に、友人A子がフォローしてきたのは半年前のこと。 「A子はおなじみのハンドルネームでフォローしてきたんですが、プロフィール欄もアイコンも空欄のまま。彼女のキャラを考えると違和感があり、本人に直接メールしてみたら、『やってない』と」 “なりすまし”と判断した酒井さんは、即ツイッター事務局に報告し、自身のブログ等でA子のなりすましがいることを告知した。 「恐らく相手は私に関する情報を得て、それをもとにまた嫌がらせをしようと企んでいたんでしょう。もし本人に確認を取ってなかったらと思うと背筋が凍ります」  次に紹介する本間優子さん(仮名・22歳・主婦)は5か月もの間、誰かに”ダークな自分”を演じ続けられ、イメージダウンを余儀なくされた。元ギャル雑誌の読者モデルだった本間さんが綴る、ファッションと育児についてのブログはファンも多く、ランキングも常に上位だった。そんなある日、友人に「最近ちょっとツイッターのほうの内容が過激じゃない?」と言われ、初めて自分のなりすましがツイッターにいることを知る。”偽の自分”は、ブログから、顔写真や本名、居住地など個人情報を丸ごと抜き取り、ツイッター上で1700人ものフォロワーに対して、日夜過激なつぶやきを発信していたのだ。本間さんはその内容を見て凍りついた。 「TL(タイムライン)のほとんどが胸の谷間や唇などのセクシーショット。また、私がブログを更新すると、その数時間後に『ブログ更新したよ』とリンクを貼り、続けて『本当は子供と公園に行っても楽しくないんだけど、体裁がいいからさ~』と、あたかも”ブログは建前、ツイッターが本音”という印象を与える投稿を繰り返しているんです。中には、『今日は子づくりに励みました☆』とか『旦那とは金目当てで結婚した』という発言も」  本間さんは直ちに”偽の自分”に更新をやめるようダイレクトメールを送った。それでも一向に返信がなく、自身のブログに、本物のツイッターのURLを貼り付けて、”偽の自分”がいることを注意喚起。その直後から、なりすましの更新はピタリとやみ、読者の誤解も次第に解けていったそうだ。 「ギャルママってけっこう攻撃の対象になりやすくて、ブログでも荒らしはいました。でもさすがにこの件はヘコみましたね」
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あたかも旧知の友人のようにすり寄ってきた人物が、まったくの他人だったとしたら…… ― 急拡大!ツイッター被害報告【1】 ―
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