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[女子高生のぞき部屋]店員 警察に供述誘導されていた

― [女子高生のぞき部屋]逮捕経営者を直撃【2】 ―

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◆「パンチラは無理やり」警察官の執拗な供述誘導

――では、なぜ逮捕にまで至ったと思いますか?

T これは取り調べ時には供述しませんでしたが、補導歴があった3人の女子高生を何回も署に呼び出し執拗に「無理やりパンツを見せろと言われ、働かされてるのか」と聞いていたらしいんです。でも女子高生は「体育座りは自由だし、いつ帰ってもいい」と言っていた。要はその3人を「『強制的にパンツを見せろ』と言われていた被害者」として挙げたいわけです。そして、その旨の調書を取り、3人に被害届とは知らせずに拇印を押させてるんですね。だから3人は「被害届と知ってたら拇印を押さなかった」と言っているんですよ。

T氏の逮捕後閉店。そのままになっていた店内の撮影に成功した。T氏が「20万円の材料費でひとりで手作りした」というマジックミラーで囲まれた女子高生の部屋

――逮捕には恣意的なものを感じるというわけですね。 

T その通りです。完全に“事件”をつくられました。だって罪状が労働基準法違反ですよ。弁護士に「労働基準法で手錠かけられた人なんて初めて」と笑われましたよ。

――本誌や『フライデー』が潜入記事を掲載したことについては?

T 警察は雑誌がきっかけで摘発したとハッキリ言っていました。一方で雑誌に書かれたことでお客さんが増え、随分儲けさせていただいた面もありました。だから仕方がないですね。今回の件で唯一の救いは、女子高生が誰一人として「店が嫌だった」というようなことを警察に言わなかったことです。ガサが入る間際は女子高生の母親が店番してました。親公認のコも多くいましたからね。刑事にも言われましたが、「一人でも苦痛だったとか、店に行く義務があったなどと言ってたら有無を言わさず児童福祉法で3年ぶち込んでいた」と。

――被害者なき犯罪という思いがあるなら、なぜ法廷で争わなかったのですか?

T 私には妻も子供もいます。事件を早く終わらせて、家族を食わせなきゃいけません。仮に法廷で争っていたら、T氏の主張を果たして司法はどう判断していたのだろうか。最後に、警察関係者は「同種の店があれば今後も取り締まるしかない」と話したことも付記する。

女子高生自身が作ったという看板、閉店間際に書いたメッセージ、店の売り上げ帳簿などが残されていた


取材・文/高木瑞穂 撮影/野中ツトム(清談社) 写真/産経新聞社 
※(編集部注)元経営者は逮捕されたが、略式起訴処分を受け釈放されたため、本文内では匿名、写真には加工を施しています




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