“海外風俗YouTuber”、首元に刃物を突きつけられても「また行きたい」
YouTubeでは広告収入が得られない、ネットニュースでは配信禁止。多くのメディアや媒体で“エロ”規制が強まるなか、いま男性の潜在的な需要を一挙に集めて話題の人物がいる。
ブログは月間約100万PV、YouTubeのチャンネル登録者数は約26万人。著書『世界の女が僕を待っている』(イースト・プレス)が現在、Amazonでベストセラー(※)となっているJOJO氏だ。
※9月までの時点で総合ランキング最高21位
約4年間かけて世界一周、エロいスポットを求めて100か国以上訪れた。当書では、現地の色街で起きた出来事や、女性との恋愛模様が赤裸々に綴られている。
彼は、なぜ海外を旅しながらエロをテーマに発信するようになったのか。また、海外風俗などと聞けば、“危険”というイメージを持つ人も多いかもしれない。実際、危ない目に遭ったことはないのか。今回は、本人を直撃してみた。
普段はマスクを着けており、素性を隠して活動するJOJO氏。その正体は、どんな人物なのだろうか。東京都・新宿区の待ち合わせ場所に向かう。目の前には、端正な顔出ちでモテそうな雰囲気のイケメン。その男性が、ゆっくりと口を開く。
「JOJOです。今日はよろしくお願いします」
彼が、JOJO氏だったのだ――。
初体験は中学2年、彼女との多感な高校“性”活を経たのち、大学1年で風俗デビュー。その後、普通のサラリーマンとして一流企業で研究職に就いていた。だが、月に100~200時間の残業によって心身を壊してしまったのだ。
「会社に勤めて7年ぐらいまでは、割と普通の人生でした。ところが、仕事が急に激務となって……。毎日深夜にタクシーで帰宅、土日祝日も関係ありませんでした。ストレスで暴飲暴食するなど、次第に身を持ち崩していきました。そんなとき、心の拠り所となったのが風俗でした」
30歳ぐらいから風俗にハマったというJOJO氏。ヨーロッパに海外出張した際、ドイツで合法風俗・FKK(エフカーカー)と出会う。その後、エロの魅力にのめり込んでいったという……。
一方、仕事は相変わらずの激務だった。そして、ついに退職を決意する。大企業だったため、残業代が貯まっていた。JOJO氏はそのお金を元手に、世界一周の旅に出た。
「人よりもクソ働いていたぶん、貯金はあったので。もう2~3年は仕事しなくてもいいかなって。それならば世界一周に出ようと思って。ブログは当初、ただ自分の記録としてポツポツと書いていた程度だったのですが……」
“旅人あるある”として、長く旅を続けていると、観光にも飽きて時間を持て余すようになる。そして、自分はなぜ旅をしているのか考え始める。その“意味”を見出せないと、モチベーションは下がっていくのだ。
そこでJOJO氏は、ブログを自分の好きな風俗やエロに特化させて発信しようと考えた。開始1年以上経った頃から反響が大きくなり、メディアでコメント取材などを受ける機会も増えた。こうして、エロ界隈では知られた存在となった。そんなJOJO氏だが、100か国以上を訪れるなかで危険を感じたことはなかったのか。以下、3つのエピソードを紹介してくれた。
一流企業の会社員から海外風俗ブロガーへの転身
200時間の残業に疲れ果て、世界一周を決意
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
記事一覧へ
記事一覧へ
『世界の女が僕を待っている』 マネしたくてもマネできない! エロをテーマに世界100か国超を旅する人気ブロガー・YouTuberが、日本人が足を踏み入れないローカル風俗に突撃! |
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ