個人情報を抜き取る危険な「名刺管理アプリ」の見分け方
―[革命的!名刺デジタル活用術]―
「日々たまっていく名刺……どう管理したらいいのか?」というのはビジネスマン共通の悩み。名刺フォルダで名前順や会社ごとなどに分けるといったアナログ管理はもう古い!?
◆個人情報を抜き取る危険な名刺管理アプリの見分け方
デジタルを駆使した名刺活用術でネックになるのは、データの取り扱いだ。名刺管理アプリなどを使っている場合は、スマホやノートPCの盗難や紛失、ハッキングなどのリスクが心配になる。
デジタル系ガジェットに詳しい美崎栄一郎氏に、名刺情報をデジタル管理する際の注意点を聞いた。
「まずスマホやPCをなくさないのは当たり前ですが、アプリ自体にも注意が必要なものはあります」
美崎氏によると、ダウンロード時に「連絡先へのアクセスを許可しますか?」と表示されるものは利用を控えるべきという。
「これは個人情報へのアクセスを求めているということで、無料アプリに多いです。知らぬ間にスマホ内のデータを抜かれていることもあるので、注意が必要です」
では、オススメのアプリは?
「最近は『KYBER』というクラウドサービスを使ってます。名刺の文字情報を国内外のオペレーターが手動で入力してくれるので正確。専用のスキャナーもあり、大量の名刺管理も楽々です」
KYBERが読み取るのは名刺だけではない。手書きメモや電話番号が書かれたお店の看板などもデジタル化してくれる。
「カメラで名刺を撮影するだけなら、『WorldCard Mobile』というアプリもオススメ。有料ということもあり、信頼性もバッチリです」
怪しげな無料アプリにはくれぐれもご注意を。
【美崎栄一郎氏】
会社員、ライターなど多くの顔を持つ「スーパーサラリーマン」。デジタル関連の著書は『iPhoneバカ』『iPadバカ』など
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