人脈管理は相手の「出身」に拘れ
―[革命的!名刺デジタル活用術]―
「日々たまっていく名刺……どう管理したらいいのか?」というのはビジネスマン共通の悩み。名刺フォルダで名前順や会社ごとなどに分けるといったアナログ管理はもう古い!? 名刺をデジタル管理することで、単に効率化するだけではなく、ときには仕事を生み出してしまう人たちがいるのだ
◆手打ちで入力することで名刺に付加価値を与える
wealth share代表取締役社長 鈴木智之(36歳)
「デジタル管理といっても僕のやり方は、超アナログですよ(笑)」
そう照れながら話す、鈴木智之氏の名刺管理方法はエクセルによる「手打ち入力」だ。名刺にある情報だけではなく、出身地や誕生日、その人の「仕事へのこだわり」に至るまでを書き込むという。
「情報は初対面時の会話でさりげなく聞いたりしています。相手が偉い人の場合は日経テレコンや役員四季報でも確認しています」
ここまでやるのは、単刀直入にズバリ「お金に繋げるため」。
「商談をするときは、相手の抵抗感をやわらげる雑談をするのが肝心です。この手打ち作業も一見、無駄に見えるかもしれないけど、商談の際『私はあなたのことを、ここまで勉強しています』という熱意を伝えるために必要なんです」
相手の「出身」に拘るのは、共通の会話を徹底的に探るためだ。
「甲子園でその方の出身地の高校が勝てば、メールする。あるいは、相手が中途採用者とわかれば、早急にインパクトが大きい成果を望んでいると推察でき、それに沿ったプレゼンができます」
データに入れた相手の誕生日や会社の創立記念日は、グーグルのアラート機能を利用して当日には、手紙や花が届くよう手配。こうした気働きができるのも、日々の「手打ち」があってこそだ。
「名刺をただデジタル管理するだけでは意味がない。名刺に付加価値を加えることが重要なんです」
こうすることで、ほかの人と差をつけることができ、自身の人脈管理もしやすくなるのだ。

鈴木氏が使用しているエクセルの見本。細かく情報が入力されている
―[革命的!名刺デジタル活用術]―
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