嫁をもう一度「好き」になる方法
―[嫁をもう一度「好き」になる技術]―
恋愛当初のドキドキ感も今は昔。既婚男性の大半は、嫁に対して「恋人」ではなく「家族」という意識を強く持っているもの。家族、母親、同居人としてしか見れなくなった「嫁」を、どうすれば「女」として好きになれるのか。いきなりのセックスレス解消はハードルが高いが、もともとは好き合った者同士。トキメキ復活のアイデアは身近なところにあった。
◆ハードル高めの共同作業で週末ヒロインとの絆が再び
<吉田大輔さん(仮名・28歳)Webデザイナー/結婚歴2年>
出会ったのは大学時代。軽音楽サークルの先輩・後輩だった二人は、4年の交際期間を経てゴールイン。「今はいい関係」と前置きしたうえで回想する。
「結婚するまでは楽しむことに貪欲でした。話題のカフェで午後のひとときを満喫し、バラエティ番組で紹介されたデートスポットに行くこともごく当たり前でした」
2年前の結婚と同時に、専業主婦になった吉田さんの奥さん。世間的に見れば、料理に家事に奮闘する姿は“良妻賢母”。しかし、「休日に街歩きしても家族サービスしているようでトキメキ度ゼロ」と、物足りなさを感じていた吉田さんの打開策とは?
「共同作業を楽しむことですね。例えば料理。一緒に生地からピザ作りをするとか、沖縄料理を食材から買い出しにいくとか。この前のタイ料理のときなんか、自宅から1時間以上かかる錦糸町まで食材を買いにいきましたから(笑)」
いわく、この手法はさまざまな場面で応用できるとか。
「嫁に内緒で“ももクロ”にハマっていたんですけど、1年前から秘密を解禁して、その魅力を伝え始めました。強引にライブに誘ったりしてるうちに、彼女もすっかりハマって。ディープな趣味だと普段の会話にもエッジが立ってくるから“なんでも打ち明けられる相棒”感が強くなりました」
旦那自らが首謀者となり、根気のいる共通の趣味をつくる。そして、その壁を奥さんと一緒に乗り越えていく。ありきたりなデートスポットのハシゴよりも、密な価値観の共有でマンネリは克服できる。
― 嫁をもう一度「好き」になる技術【1】 ― ハッシュタグ