チェーン店メニューのアレンジ料理はデザート類が人気
ネット上で大きな話題を呼んだ奇食から、食のプロも思わず唸った絶品スイーツまで、いつものチェーン店メシが持つポテンシャルの限界に挑戦! 飲食チェーンの定番メニューに一手間加えたアレンジ料理の味とは……
◆期待を超えたデザート類に人気が集中
フードプロデューサーの高田大雅氏に加え、デブ代表として黒田知道、女性代表として藤村はるなの両ライターが実食審査。料理を作り、一人10ポイントの持ち点で順位づけした結果、上位の大半をデザート系が占める結果に。いちばん点数の低いアップルパイのクッキーアイス添えでさえ8位と、総じて優秀な成績を残した。
<アレンジ料理トップ10>
●1位:トマトシェイク(トマトジュース×マックシェーク)30P
●2位:バルサミコストロベリー(バルサミコ酢×サンデーストロベリー)28P
●3位:牛丼焼き飯(卵&ネギ×牛丼)27P
●4位:磯辺ポンデ(のり×ポン・デ・リング)26P
●5位:チーズカレーバーガー(カレー×チーズバーガー)25P
●6位:ごまドレ牛丼(ごまドレッシング×牛丼)24P
●7位:のりたまバーガー(のりたま×ハンバーガー)23P
●8位:アップルパイのクッキーアイス添え(アップルパイ×マックフルーリー)22P
●9位:ミートチーズポテト(フライドポテト×ミートソース)21P
●10位:天一おでん(天下一品スープ×おでん)16P
※「アレンジ料理トップ10」の作り方はコチラ⇒https://nikkan-spa.jp/394578
いずれも素材同士が味を殺し合うことなく、期待以上のデキに仕上がったが、なかでもシェイクとトマトジュースの組み合わせがヒットしたトマトシェイクは、圧倒的な“意外性”で唯一の満点を出し、トップに輝いた。
「トマトジュースは、ドロッとした食感に塩気の組み合わせで苦手でしたが、シェイクと一緒にすることで、非常に爽やかな味わいになっていました」(高田)
また、全6品の牛丼メニューのなかで、ベスト10入りを果たしたのは、3位の牛丼焼き飯と6位のごまドレ牛丼のみ。上位に食い込むだけあって、このままでも十分に美味しいが、「牛丼焼き飯は、卵を加えている分、少し薄味。塩やコショウで味を調えるといいかも」(はるな)、「牛しゃぶ風でさっぱりしていたごまドレ牛丼は、野菜をトッピングしたくなる味でした」(高田)と、まだまだ向上の余地がありそう。
また、10位以内に、マックのメニューを使った料理が3品ランクイン。ハンバーガーにカレーやふりかけをかけるだけ、という手軽さが嬉しいうえ、「チーズカレーバーガーはカレーの辛さ、のりたまバーガーはふりかけの種類を変えることで、飽きがこず、いくらでも食べられそう」(デブ)と、自分好みの味に調整しやすいことも魅力として挙げられた。
天下一品メニューのなかでもっとも評価の高かったのは天一おでん。具が、天一自慢のスープに負けていなかったのが、ほかの天一メニューと明暗を分けたようだ。
― チェーン店メシを劇的に旨くする(秘)技術【2】 ―
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