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「アメリカのストリップで興奮しなかったワケ」爆乳プロデューサー・高木謙一郎

高木謙一郎

今週もわしづかむ高木P

―にゅうにゅう高木の「炎のリビドー」― 【第3ぱい目】「健全な遊び」  漢には人生において越えるべき大きなお山が2つあるのです。  それはとても柔らかくて包み込まれるような優しさを持ちつつ、時に登頂を許されない厳しさを持つ永遠のロマン「おっぱい」。  こんにちは、にゅうにゅう高木です。突然ですが、好きな場所は自宅です。ここにいれば飛行機を何時間飛ばしても辿り着けないファンタジーの世界や戦いの中にゲームを通じて入っていくことが出来ます。やり残した学生時代の淡い恋もなんのその、いくつもの人生を経験し何度だってやり直せる。食べたい時に食べ、寝たい時に寝る。世界に唯一の限りなく自由な数平方メートルの空間で楽しもうじゃないか!と、まぁ熱いし外にあまり出たくないのですが、先月はるばるロサンゼルスに行ってまいりました。
高木謙一郎,ロサンゼルス

ここはロス。小さいけど本場のフーターズも見えます

 毎年この時期にロサンゼルス・コンベンションセンターにて開催されるElectronic Entertainment Expo(エレクトロニック エンターテイメント エキスポ)通称E3に参加してきました。一時期、会場の規模が縮小されたりしてのもあり最後に行ったのが2006年なので7年ぶりになるのですが、会場内がとにかく派手で大掛かり、比較すると日本の東京ゲームショウは暗くて地味な印象、そこらかしこいちいちデカイので目の焦点がおかしくなる程。  そしてコンパニオンのお姉さん達も日本とは違った感じで様々なセクシーを披露してくれます。2006年の時より人数が減ったかなと感じましたが、変に気を取られる事も少なくなりゲームに集中できるのでいいかななんて思ったふりをしてみたり。  そしていつも感心するのは会場内のステージで様々に行われるステージの主役が開発者たちである事。タレントさんで盛り上げるのも良いけど、作っている本人たちが本人の言葉で思いを伝え、お客さんもそれに呼応する。客席で、待機列の中でたまたま隣会った人たちが気軽に「お前、このゲームに何を期待してる?」とか話し始め、活発に議論出来るコミュニケーション力の高さ。日本の社会にありがちな妙な気遣いというか距離感が無いので、仕事の時間が短かったとしても良い結果を生み出せてるんじゃないでしょうか。 ◆しらふでストリップを見ました
高木謙一郎,バーガー

バーガー、バーガー、そしてバーガー!

 さて、ロスには一週間弱程滞在しましたが、毎日ハイカロリーな食で頭も体もボーッとし始めた最後の夜に数人でストリップを見に行きました。いかにもな蛍光ピンクの看板の店。こんなのGTAでしか見たことないよとドキドキしながら12ドルの入場料を支払う。安いですね。荷物は全てカウンターに預けさせられて少々不安になりながら、店内へ。店内では全裸のお姉さんが次々とポールダンスを披露しています。席に着き、飲み物の注文を取られたのですが、驚いたことに薄暗い店内にバーカウンターみたいなのはあるのに、お酒は一切販売していません。買えるのは水やオレンジジュース、そしてペプシ。  さらにカリフォルニア州は公共の場所では全面禁煙。タバコも吸えず、ジュースを飲みながらストリップを見ていると、なんてこの場所は健全なんだろうと不思議な感覚。  冷静にショーを眺めているとストリッパー達は個性豊かで、自分のウリをしっかりと見定めてダンスを行ってます。ダンスは弱いがビジュアル勝負、逆に純粋なビジュアルに自信がなければ露出の過激さで勝負、人のメガネをおもむろに奪い股間でメガネを拭きだすコミカルさで勝負、ただひたすらにポールダンスの美しさを求める者。これって社会で仕事をしていく上で、今いる組織の中で自分のポジションをどう取るか?という非常に重要な事をストリップ劇場で再認識。人間、酒を飲まなければこのような場所でもこんな事を考えてしまうのか。きっとストリッパーというか真剣に生きるダンサー達に何かを感じてしまったのか? 今日も遠い地の薄暗い劇場で真面目に踊る彼女たちに思いを馳せると、なんだか明日も頑張ろう!なんて健全なやる気が湧いてきます。ちなみに撮影禁止だったので、ここではお見せできずに残念です。
高木謙一郎,ストリッパー

代わりに、会場内で出会った最大バストの女性とのツーショットを披露します

 今回、性的な興奮をコントロールできたのは、アメリカではおっぱいより尻の方が人気あるためでしょう。尻推しのダンスに刺激を感じなかったのと、殆どのおっぱいが偽物だったから。  やっぱり小さくても、本物が良いですよね。  ひたすら大きければ良いというものでも無い。感度、反発力、味が重要。  そんな事を考えながら、カルフォルニアのカラッとした気持ちの良い陽気から飛び立ち、湿気溢れる日本に戻ってきたのでした。  次回はちゃんとゲームの紹介もしたいと思います。 【高木謙一郎氏】 1976年生まれ。株式会社マーベラスAQL所属のゲームクリエイター。おっぱいが大きな女のコが出てくるゲームでは“爆乳プロデューサー”を名乗っている。代表作は、『閃乱カグラ』シリーズのほか、『一騎当千』ゲームシリーズ『勇者30』シリーズなど
閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明- (通常版)

“爆乳プロデューサー”代表作

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