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飲み会遅刻で罰金2万円!? こんな社内ルールはヘンだ

一般的には「法令遵守」と訳されることの多い「コンプライアンス」。本来は従業員のためでもあるはずが、ともすると本末転倒の事態にも。コンプライアンスに踊らされる職場模様を見ていこう。

◆コンプライアンス無視!の職場はもっと大忙し!?

コンプライアンス,残念な人,職場,痛男 “法令遵守”に過剰反応する企業がある一方、このご時世、コンプライアンスってなんのこと?とばかりに、(経営者が)自由な企業も少なくない。

「就業規則があるのかどうかも知らされていない」(33歳・男・SE)、「出勤簿がなく、社長が勝手に記載してハンコを押している」(39歳・女・小売)なんてのは、そもそも論外。が、多く寄せられたのが、事あるごとに罰金を払わされるという話。

「新年会や忘年会、上期・下期の慰労会などの飲み会の遅刻は罰金2万円」(32歳・男・製造)、「仕事でミスをすると罰金。いつか労働基準監督署に訴えてやる」(37歳・男・リース)など。確かに、これらは監査が入れば一発指導は間違いないだろう。

 また、「弁当の注文は女性社員の仕事」(38歳・女・IT)、「掃除当番があるのは女子だけ」(37歳・女・製造)、いまだ男尊女卑がはびこる企業も多い。

「女性社員が社員全員のお茶出しをするルール。しかも、一人ひとり、砂糖何杯、ミルク何杯といった好みも把握しなければならない」(35歳・女・商社)といった能力は、もっと別の仕事に生かされるべきでは。

「9時就業だが、8時45分に着席していないと評価ガタ落ち。就業時間は社外への外出禁止。直行直帰禁止で、有休取得は最大2日。土日につけての取得は不可。『月60時間の残業ができない契約社員は採用しない』と社長が豪語」(35歳・女・IT)となれば即刻、ブラック認定。が、より厄介なのは、法令遵守を装ってグレー化する企業かも。

「パソコン立ち上げ時刻とシャットダウン時刻が、それぞれ出勤時刻、退勤時刻になる。が、実はシャットダウン後にパソコンを使わない業務は結構ある」(26歳・男・コンサルティング)、「一日の休憩時間は多いが、その分、年間の休日が相当減らされている」(36歳・女・製造)など、就業時間も運用ひとつで、“法令遵守”の優良企業に。

 あざとい企業はリスク対応もまた、小ズルいわけで。

「クレームの電話は全員同じ名前で対応」(33歳・女・通信)、「社員のSNSが炎上した場合、『そのような社員は存在しません』とシラを切るのがルール」(32歳・女・通信)って、それは、いささかどうなのよ?

イラスト/佐藤ワカナ
― 今日も職場はコンプライアンスに大忙し!【4】 ―




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