なぜ男は「過去のやんちゃ自慢」をしてしまうのか?
「いつも忙しい俺」「人とは違う俺」など直球では恥ずかしい“本心”を“美徳”でもって遠回しにアピールするアラフォーたち。だが結局、本心は丸見えで、同僚・後輩世代にとっては不快なだけ。今回はその「中年の始まり」ともいえるハンパなアピールを、20~35歳の男女200人アンケートで3人に1人が「不快」と感じたものの上位から順にランキングした!
<男がしがちなウザいアピール編>
◆中年になるほどしがちなアピールは「不健康」
「病気自慢」「過去のヤンチャ自慢」などなど、男は年を重ねるほど心が弱り、言わなくてもいい一言が“舌禍”を呼んでしまう。
「ヤンチャ自慢って人生経験豊富なことをアピールしたいんだろうけど、自慢してる時点で底が知れてる気が……」(30歳♂・販売)「『昔はモテた自慢』って『今もイケてますよ!』と言ってほしいんでしょうね。で、隙あらばモノにしようと。そんな幼稚な手を使う人がモテたと思えませんけど」(27歳♀・書店)
人生の先輩に求められるのは、思慮深さと器の大きさ。正反対の軽薄なアピールに、後輩から「こっちに気を使わせんな!」とクレームが出るのは当然だろう。特に、下半身ネタは御法度だ。
「『性欲ない』とか言いつつ、お酒入ったら豹変するに決まってる。しかもねちっこく口説いてきそうで生理的に無理」(30歳♀・事務)「みのもんた似の上司が『勃ちが悪い』ってニヤついててゾッとした。どうだっていいし、だから何なのよ!」(26歳♀・公務員)
不健康自慢も同期や先輩なら共感を呼べる可能性はあるが、後輩からは大顰蹙。「疲れてる自分を労えとでも? なんで部下が上司を癒さないといけないんですか?」(28歳♂・物流)とクールな反応だ。
わずかばかりの思い出話や悩み相談が、ウザいと受け取られるようになったら“中年の始まり”。もう、黙れってことなのか!?
<男がしがちなウザいアピール・ランキング Part2>
※全国の20~35歳の男性100人、女性100人に調査。「不快」か「不快じゃない」かを聞いた。その人数が下の【不快指数】である。
●中学生の頃バイク盗んで走ってた【148】=昔はヤンチャしてたけど今は落ち着いた紳士です
●昔はこれでもモテたんだ【143】=過去イケてた俺、今もけっこうイケてない?
●最近性欲がなくて……【143】=ガツガツしてる若者とは違うのだよ
●最近ウツっぽくて……【140】=いろいろあってメンタル弱ってる、そんな繊細な一面もあるわけで
●勃ちが悪いんだよね【133】=勃ちは悪くてもやることやってますわ
●なんか頭痛いわー【123】=けだるそうに働く俺も悪くないでしょ
●過去に10針も縫うケガしちゃってさ【111】=過去に試練を乗り越えました
●また二日酔いだよ【98】=毎晩飲み歩くのもツラいけど、それがリア充の証し
●最近頭がどんどん薄くなってきてる【98】=ハゲても勝負できる自信あります
●SPEEDとか知らない世代でしょ【96】=長く生きてるほうが偉いんだよ
●徹夜はもう勘弁だよ【93】=もう若くはないけど昔は夜通し遊んでたなあ
●焼き肉食うと胃がもたれるんだよね【70】=中年化の一途を辿ってますが、それも大人の階段なんでしょうね
イラスト/市橋俊介
― 不快指数で逆格付け[人を不快にさせるアピール]【4】 ―
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