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40歳からの[正しい老け方]を考える

40代, 中年, 老い かの心理学者・ユングは、「40歳は人生の正午」と表現したという。希望に溢れた朝はとうに過ぎ、キラキラと太陽が輝いた昼を越え、あとは暮れゆくのみ。その過渡期となるのが40歳。“成長”ではなく“下降”――それが顕著になるのが、ままならなくなる体だ。

 実際、40代に話を聞いてみると、「電車の車窓に映る自分を見たら、顔の大きさに驚いた。いつのまにか生え際が後退していた」(44歳)、「鼻毛の半分が白髪です」(45歳)、「商品説明の文字が読めずに、買い物をあきらめたりする」(48歳)、「おしっこのキレが悪い」(40歳)、「下半身が緩くなったのか、オナラをするつもりだったのにウンコが……ということがある」(42歳)、「性欲の明らかな減退」(42歳)など、40代からの肉体の衰えを訴える声は枚挙にいとまがない。

 また、「徹夜ができない。集中力が続かない。やる気が出ない。限界を超えた行動をしなくなる、というかできなくなる」(44歳)、「急に老後のことが気になりだして、子供がいないことは気にしていなかったが、将来ボケたら!? と不安に襲われる」(43歳)といったメンタル面での変化を吐露する声も聞かれた。噂には聞いていた。頭ではわかっていたはずだった。それでも我が身に老化現象が訪れると、人は戸惑うもの。

久末伸一氏

久末伸一氏

 そこで本特集では、城西クリニックでメンズヘルスの専門診療を行う久末伸一医師による代表的な老化現象のメカニズムの解説とともに、老いと向き合う先輩たちにインタビュー。

⇒【インタビュー】はコチラ
http://nikkan-spa.jp/552972


 老いた今だからできることを楽しむ“本能型”の人がいれば、あきらめることで事態の好転を図った“観念型”の人もいる。また、現在、葛藤中で症状は受け入れても周囲には知られたくない“虚飾型”、恐る恐る己を試しつつ希望を捨てられない“模索型”といった人もいる。

 過剰に抗うでもなく、絶望するでもなく、ただ老いていくにはどうすればいいのか? 本格的な老いが訪れる“夕暮れ”を前に考えてみようじゃないか。

【久末伸一氏】
城西クリニック医師、順天堂大学泌尿器科准教授、城西クリニックメンズヘルス外来で診療を行う。同クリニックの「男性力ドック」では男性ホルモン値などから不調の原因を探り、身体とメンタル両面でのケアを行う
●城西クリニック http://www.josaiclinic.com/

― 40歳からの[正しい老け方]研究【1】 ―

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