リアルわらしべ長者に挑戦――ボールペン1本は何に化けるか?
財布を忘れて家を出ると、その日一日、どうしようもない不安に駆られるもの。しかしそんな状況下でも生き残るべく、衣食住をタダでどこまでできるかチャレンジしてみた!
◆ボールペン1本でブルーレイレコーダーをゲットなるか
最後に、純然たるタダでゲットというものではないが、家に転がっているものでお得感が得られるか挑戦する。使命は、未開封の100円ボールペンで、“わらしべ長者”ならぬ“ボールペン長者”を目指した。
安いうちは簡単に交換してくれるだろうと思いきや、物々交換なんて根付いてないこの国では、面倒くさがって相手にしてくれない。困っていることを友人夫婦に切々と語ると、400円の中川政七商店「横浜ふきん」を譲ってくれた。これで拭き取れないものはないというくらい吸水性がよく、一度使えばハマってしまう代物らしい。
30代一人暮らしの女友達にこの製品がいかに素晴らしいかを語った。そして、調理用のシリコンケースをゲット。食材を入れて電子レンジで加熱するだけで料理ができるもの。郵便局でもらったらしいが、見たところ2000~3000円くらい。
それから、30代一人暮らしの男性と、シリコンケースを新品のベルトと交換。買ったものの使わなかったというもので、お値段1万5000円。このベルトと交換してくれる人を探すも、ここで頭打ちになった。1万円台になると難しく、ブルーレイレコーダーへの道のりは果てしなく遠い。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=692270
<検証結果>
ブルーレイはムリだが、100円が150倍になった
取材・文/古澤誠一郎 林バウツキ泰人 鼠入昌史・佐藤来未・関口 宏(Office-Ti+) 田村R 安田はつね(本誌)
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