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千葉ロッテ井口資仁「今年は41歳でキャリアハイを狙う」

日本球界復帰から早7年。千葉ロッテマリーンズ、井口資仁は41歳にして何を思うのか。進化を続ける野球人の素顔に迫った

◆今年は人生のキャリアハイを目指す!

井口資仁 井口資仁……アトランタ五輪では銀メダルを獲得、ダイエーホークス、メジャー挑戦を経て千葉ロッテマリーンズでの選手生活も今年で7年目を迎える41歳が、野球、そして挑戦していくことの意味を熱く語った。

――41歳となる今なお、井口資仁という野球人を突き動かしているものは何なんでしょうか。

井口:負けず嫌いなんです。絶対負けたくない。若いヤツにも負けたくない。自分のなかではあと何年、現役ができるかというのも大きなこと。野球をやっている以上は相手にも自分にも「負けたくない」という気持ちが大きいですよ。

――とはいえ肉体と精神のギャップは、どうしても生まれてしまいます。

井口:35歳を過ぎたあたりから少しずつ肉体の衰えを感じ始めましたね。だから、それまではスピード重視だった練習をパワー系に変えたりもしましたよ。あと、ケガをしない体もつくらなきゃいけないです。この年でケガをしたら、もう先はないですから。

――では、今年はどんな目標を持ってシーズンインを迎えますか。

井口:打率もそうなんですが、今年は自分なりの選球眼で出塁率を高めて行きたいなぁと思ってます。もともとヒットと四球は同じという考えなんですよ。

――井口選手は目標は毎年変えているんでしょうか。

井口資仁井口:打点なら100打点とか、目標はもちろん立てますね。以前、王監督から「相手投手は常に変化するんだから、打撃フォームは毎年変えなさい」と言われたことがありました。毎年進化していかないと。見た目はそれほど変わらなくても、メンタルやモチベーションとか目に見えない部分での変化は大事にしていますよ。さすがに盗塁をバンバンしてやろうとかはもう無理だけど、今年はグラウンドの中を元気に走り回りたい。41歳でキャリアハイを狙ってもいいんじゃないかな。

――メジャーの経験は井口資仁にとってどんなものでしたか。

井口:対戦相手はみんなテレビでしか見たことないようなのばっか。だから「今日はオレ、このピッチャーと対戦できるんだ」って、毎日が記念日みたいで楽しくて仕方なかった。三振してもワクワクする感覚とかね。

――今年はここを見てほしい!というポイントをお聞かせください。

井口:今年で41歳です。同級生がどんどん辞めていくなかで、黒田の復帰はすごく嬉しい。同じくらいの年代のヤツらが頑張っているとオレもやらなきゃ!って刺激になりますよ。黒田とはリーグが違うから対戦は少ないと思うけど、同世代との対決はやっぱり格別。この年になって言うのも変だけど、今、オレは野球が楽しくて仕方がないんだ。若手なんかだと「今日はダルビッシュだ、明日はマー君か。嫌だな」って尻込むのが多いんだけど、それは違うと思う。オレなんか今でも「やった。今日は大谷だ!」ってなるもん。打っても打ち取られても、そのワクワク感が楽しいでしょ。だから野球は楽しいんだよね。

井口資仁【井口資仁】
’74年、東京都出身。国学院久我山高では高2夏に甲子園出場。青山学院大では東都大学リーグ唯一の三冠王に歴代最多の24本塁打を記録。日米17年のキャリアで2129安打を放ったバットマン。18年目の今季は頼もしいキャリアハイ宣言。果たしてどんな1年になるのか

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