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RADWIMPSの「Jリーグ新アンセム」にサッカーファンから賛否。30年使われてきた“鉄板曲”の代わりになるか

 今年で開幕30周年を迎えるJリーグ。新たなスタートを告げるアンセム「大団円」をロックバンド「RADWIMPS」が手掛け、14日の鹿島アントラーズ対名古屋グランパスの試合前に披露しました。

新しい時代の息吹を感じさせるパフォーマンス

 U2の「Sunday Bloody Sunday」を彷彿とさせるシリアスな曲調に“美爆音”で知られる習志野高校の吹奏楽部が華を添える。さらに早稲田実業高校の雄々しいコーラス、ステージ前方では市ヶ尾高校のダンス部が躍動し、新しい時代の息吹を感じさせるパフォーマンスでした。  ファンの反応も概ね上々だったようで、“NFLのスーパーボウルのハーフタイムショーみたいだった”とか、コラボしたラッパーのZORNへの称賛コメントが多く見受けられました。

一方で新たな楽曲への変更に疑問を感じる人も

 しかし、好意的な感想の一方で、新アンセムへの変更に疑問を感じる人もいました。Jリーグにはすでに「J’S THEME」(春畑道哉)や「THE GLORY」という“鉄板”の楽曲があるからです。  サッカーファンのなかには、「大団円」がこれらの代わりになるか疑わしく思っている人もいるようです。“アンセムとしてはピンとこない”とか“これじゃない感が強い”とかのコメントからも戸惑いがうかがえます。  とはいえ、現段階でJリーグはRADWIMPSが新たなアンセムを制作したと発表しているだけで、旧楽曲が全く使用されなくなるのかはわかりません。また「J’s THEME」はアンセムではなくテーマ曲の位置づけであるとの見解もあり、楽曲の扱いに関して改めてJリーグからの説明が待たれるところです。
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30年かけて築き上げた「歴史の重さ」
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音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。Twitter: @TakayukiIshigu4

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