松本まりか39歳、無意識に抑圧していた“性”のホンネ「本能を解放することで、生きている実感を得ることもある」
その演技力を誰もが認める俳優・松本まりかさん(39歳)。現在も結婚詐欺師の主人公を、この上なく魅力的に演じるドラマ『ミス・ターゲット』(テレビ朝日)が放送中だが、意外なことに、松本さんにとって本作は、全国ネット地上波GP帯連ドラの初主演作である。
――今回のインタビューは「ホンネ」がキーワードのひとつです。松本さんの今の「ホンネ」を教えてください。
松本まりか(以下、松本):自分の直感力を鍛えておく、研ぎ澄ましておくこと。それが大事だと思っています。そうした領域は、人に侵されちゃいけない。侵されそうになるんですよ。でも、自分の「ここだけは侵されちゃいけない」という本当に純粋な部分、「自分が自分でなくなる」核といえる部分は、誰が何と言おうが大事にしたいと思っています。
譲歩はしますよ。それに、時には勘違いの場合もあるから、一度、引いて考えてみることも必要。でもそれでもなお侵されちゃいけない領域なんだと確信を得たなら、自分の直感は絶対に大切にしなきゃいけないと思っています。ただ……。
――ただ?
松本:そうした感覚を貫き通すとき、伝え方には思いやりがなくてはならないです。他人を傷つけるものであってはいけないし、自分の保身の言葉であってはならないと思います。保身のために誰かを下げたり、傷つけたりということがないようにすごく考えますし、成長していかなきゃいけないところだと思っています。
――自分の領域を守ることしかり、松本さんには、きちんともがきながら自分の人生を頑張ってきたイメージがあります。しかし30代以降ともなると、夢に燃えていた時期を過ぎて、頑張りたいけど、頑張れないという人もいます。
松本:私も自分をマインドコントロールしてきただけです。自分がいかに怠慢な人間か分かっているから。一瞬でも諦めてしまったら、雪崩のように自分がダメになってしまうと分かっているんです。だからこそ、やり続ける。自分を騙し続けるんです。
――騙す秘訣は何かあるのでしょうか。
松本:とにかくやる。努力を努力と思わない楽しみ方に変換して、習慣にしていく。自家発電で頑張るのにも限界があります。30代になってくると、それができなくなってきたなと感じるようになりました。じゃあどうしたらいいのかというと、やらなきゃいけない環境にしてしまうんです。
デビューから25年目にして輝きを増す松本さん。その原動力は、「人に侵されちゃいけない自分の領域を守ること」だった。さらに、「こうした映画に出られるような女優になりたい」と願っていたという、公開中の福士蒼汰さんとのW主演作『湖の女たち』についても聞いた。
絶対に人に侵されちゃいけない領域がある
一瞬でも諦めたらダメになる
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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【公開情報】
映画『湖の女たち』は全国公開中
(C) 2024 映画「湖の女たち」製作委員会
【チェキプレゼント】
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〆切:2024年5月30日
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