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松本まりか39歳、無意識に抑圧していた“性”のホンネ「本能を解放することで、生きている実感を得ることもある」

性の解放で生きている実感を得ることも

湖の女たち

(C) 2024 映画「湖の女たち」製作委員会

――そして現在、福士蒼汰さんとW主演を務めた映画『湖の女たち』が公開中です。 松本:仕事を始めた15歳の頃、こうした作品に出られるような女優になりたいと思っていました。25年経って、気づいたらあの頃思い描いていたような作品に、しかも映画に出られることができているんだと感慨深いです。 ――芥川賞作家・吉田修一さん原作の、人間の業や性の部分も見つめた難しい作品です。飛び込んでみて、新たな発見はありましたか? 松本:性の部分に関しては、私自身、無意識に解放させてはいけないものだと思っていました。ある意味、自分で抑圧してしまうような、そうした部分を、逆に解放してあげることによって、生きている実感を得ることがあるというのは、作品を通して学んだことです。  私自身は、そうした部分に閉鎖的な考えを持っていたけれど、もしかしたら嫌うのではなく、自分の本能みたいなものを認めてあげることによって、世界が変わることもあるのかなと。 ――俳優としては、このチャレンジでどんな実感を得ましたか? 松本:やはり自分が居たい場所、行きたかった場所だったという確信を持ちました。人間の本質を見つめるようなこういった映画やスタッフさんたちとの仕事が、生涯にわたって、突き詰めていきたい場所だと感じています。 <取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/福岡玲衣(TRON) スタイリスト/後藤仁子>
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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【公開情報】
映画『湖の女たち』は全国公開中
(C) 2024 映画「湖の女たち」製作委員会

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