テスラの自動運転に乗ってみた「我が子に“はじめてのおつかい”を頼むようなハラハラ感がたまらない」

自動運転と聞くと、目的地を設定すればスマホをいじっていても、クルマが勝手に交通状況を判断して目的地に到着してくれる。そんなイメージがありますが、いわゆる自動運転には完全自動運転や準自動運転など段階があるそうで、それらをまとめて自動運転とするから話がややこしいわけです。で、テスラの自動運転はどんなものか? 首都高で試してみました!

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1044037(テスラ・モデルS)

ROBOT CARMJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
茂呂幸正=写真 Photographs by Moro Yukimasa

ハラハラして刺激がたまらない!テスラの自動運転は“はじめてのおつかい”。


 自動運転が突如として認可された! 第1号はトヨタでも日産でもなく、アメリカのEVメーカー・テスラ! さっそくそれに乗ってみた! で、どうだったか!?

 衝撃的だった!

 まず、テスラ広報担当者の“お手本”に衝撃を受けた。というのも、テスラの自動運転すなわちオートパイロットは、レベル2の準自動運転。完全自動運転にはほど遠く使いこなすにはテクがいる。担当者はさすがの慣れた手つきで奥義を見せてくれた。それがメッチャかっこよかったのだ! まるでマイコン刑事!(『太陽にほえろ!』登場のパソコンを使いこなす刑事)

「今これを使いこなせる男は絶対モテる!」。その時点で確信した。

「自動運転」は、テスラのモデルSに搭載するソフトウエアを最新の「バージョン7.0」に更新すると「オートパイロット」機能が追加され、主に高速道路と自動車専用道路で可能になる

 いよいよ試乗だ。担当者は、「最初は怖く感じますから、レインボーブリッジくらいからONにするのがいいと思いますよ」とのアドバイスを残して去った。

「わかりました!」と元気よく答えたオレだったが、外苑ランプから首都高に乗って即座にON。そこからが真の衝撃の始まりだった。

「うおおおおおおおお~、コエー!」

ずっと手放しだと自動運転は解除されます

これ見よがしにバンザイしているように見えるかもしれませんが、運転手は両手をハンドル上端から10cmほど上げただけで瞬時に操作可能な状態。ずっと手放しだと自動運転は解除されます

 確かにテスラは、自動でハンドルを切って走ってくれる。しかしそれは、100歳のジジイが運転する個人タクシーに乗った感じだった! なぜってテスラのオートパイロットは、いつ何時「もうムリだよ~ん」と自動運転を放棄(自動OFF)するかわからない。白線が薄いとか、ちょっと厳しい状況になると即座に白旗を挙げる。一応ハンドルから手を放して近くに置いた状態で走行可なのだが、「ここはまかせてもOKか?」、「ここはムリかも」と、自分で運転するより100倍集中力を研ぎ澄ましている必要があるのだ。いざとなったら、瞬時に自動運転から自分にバトンタッチするために!

 ウインカーを出すと、そっちへ自動で車線変更もしてくれるが、ウインカーを出すタイミングには、高度な先読み能力が求められる。「今このタイミングで出せば、コイツ(100歳のジジイ)でも車線変更できる!」と見越して、「今だ!」と戦艦の主砲を撃つ気合でウインカーを出すのだ。命中したときのヨロコビは天を突く。

 はっきり言おう。自分で運転したほうが100倍ラクだし100倍安心! これは“はじめてのおつかい”だ! 我が子の成長を願う親は、清水の舞台から飛び降りる覚悟で我が子におつかいを言いつける。そりゃもうハラハラして見てらんない。あの感じだ!

 一応テスラを弁護すると、こういう印象になったのは、いきなり首都高の都心部でONにしたから。舞台が広大なアメリカの空いた高速道路なら、きっと優雅に自動運転を楽しめたんだろう。いきなり首都高はハードルが高すぎた。

 えっ、合流はどうしたのかって! オートパイロットのまま「おりゃー!」とウインカー出してみたけど、うまくいかずに最後は自分でやりました。無念。

 さすがテスラのCEOイーロン・マスクはスゲエ! 同じくCEOを務めるスペースX社で「ロケット打ち上げ費用を100分の1にする」と豪語するだけのことはある。ぜっんぜん失敗を恐れていない。そう、テスラのオートパイロットは、ファルコン9ロケットの垂直着陸と同じだ! ひょっとして日産やスバルのほうが、技術的には進んでいるかもしれない。しかし既存の自動車メーカーには、今の段階で自動運転の認可を申請するような蛮勇はゼロだろう。石橋を叩いて渡ってちゃ女にモテない。やりたいことをやっちゃうからモテるし世の中を変える。テスラにはそれがある!

 幸いテスラを買うのは、刺激を求める新しもの好きの富裕層。100歳のジジイではない。彼らはこの“はじめてのおつかい”を大いに楽しんで短期間で使いこなし、女にもモテるだろう。「ぶつかったらどーすんだ!」とか言ってるヤツは永遠にコタツで丸まってろ!

自動運転は新境地!

自動運転は新境地!挑みがいがある~

【結論】
テスラのオートパイロットを使いこなすのは難しいからこそ挑戦したくなる。スポーツと同じだ。「万が一何かあったら」という思考とは3万光年離れたところにある。進歩とはこういうところから生まれるのでしょう

※ファルコン9はスペースX社が手掛けるロケット。低コストで探査機やヒトを宇宙に送り込める再利用ロケットとして注目されている

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