ド底辺企業の新入社員がヤバい【証言集】
週刊SPA!では「ド底辺企業」という新しい社会問題を取材してきている。職場がギスギスしているとか、ノルマがキツすぎるとか、労働法規がまったく守られないといった単なる「ブラック企業」を指すのではない。モラルハザードなどという言葉すら高尚に思えるバカが社員として、ときには経営者として働いているという「底が抜けてしまった」感のある会社のことを指す。この「ド底辺企業」に関してアンケートを行ったところ、少子化、ゆとり教育で育まれた新入社員についてのエピソードが数多く集まった。
「トラブルがあり、社員全員が残業しているのに、『アニメが観たいから』という理由で定時に帰った新人がいた」(31歳・製造業)
「上司に電話を取り次ぐ際、『突っ立っているとこ申し訳ないんですが』。敬語を間違えるにしてもひどすぎる」(34歳・運送業)
この程度はまだまだ序の口。
「給与明細が振り込まれる通帳を見ながら、『この通帳、おかしいんだよ。使っても使っても残高が増えていくんだよ』と言っていたので、見せてもらったら、残高マイナスを示すマークが欄外に付いていた。貸付残高が増えているだけだった」(47歳・製造業)
「生まれてから一度も、文章のみの本を読んだことのない社員がいた」(49歳・製造業)
こうなってくると、「いったい学校で何を教わってきたんだろう」と不安にすらなってくる。逆に学校の成績はよかったのかもしれないが、社会常識は0点、というのが次。
「新人研修で『僕にモノを教えるとか、10年早いっす』と真顔で言っていた」(35歳・サービス業)
「何をお願いしても正確に伝わらない。必要なものを車に積んで出かけるときに『懐中電灯あるよね?』と確認したら「ある」と答えたのに、いざ現場についたらどこにもない。『懐中電灯、あるって言っていたよね』と確認したら『会社にありますけど』と平然と言われた」(37歳・サービス業)
まるで落語の与太郎である。
ここでは新人のエピソードばかりを紹介したが、「ド底辺企業」の層は厚く、中堅社員、ベテラン社員にも大バカ社員は数多く存在するの。だが、そのエピソードはまたの機会に。 <構成/SPA!編集部>
【関連キーワードから記事を探す】
伝説のグルメ漫画『OH!MYコンブ』が復活。レシピ本は40倍のプレミア価格
全国市区町村の“自虐ポスター”。人が来ないから笑うしかない
ラーメン屋の店名、なぜポエム?「雨は、やさしく」「バカみたいに愛してた」店主に聞く
「サザエさんじゃんけん」に異常事態発生!勝率8割超えのマニアが分析
楽天銀行ロック支店、サンバ支店…ユニークすぎる支店名の由来を広報に聞いた
ド底辺キャバ嬢。舟券で負けてパタヤに逃亡した年の瀬を振り返る
ド底辺キャバ嬢 飲む打つライター復活も初ミッドナイトボートでガミる
ド底辺キャバ嬢 令和初の本場参戦で華麗に散る
そもそも“ゆとり教育”によって学力の低下はあったのか?
知られざるタクシー業界の裏側…計画倒産する会社、ドライバーが“警察より厄介”と恐れる「タクシーセンター」とは?
テレワークで仕事をさぼりまくる派遣社員。管理者もお手上げ?
「昨日、残業がんばったから早退していいですか?」モンスター社員に嘆く上司
ボーナスを貰った次の日に辞めた新入社員。それってアリ!?
真面目だけどモンスター? 最近の若者がわからない…上司の嘆き
社内でアイスを食べる新入社員。上司とのアリナシ論争が意外な方向に…