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お店に行列が…『孤独のグルメSeason3』放映開始でいきなり大反響

 7月10日からスタートした深夜ドラマ『孤独のグルメSeason3』(テレビ東京系・水曜夜11時58分~)。「週刊SPA!」にて不定期連載中の人気マンガ(原作/久住昌之・作画/谷口ジロー)のドラマ化で、昨年1~3月に放映された第1弾、10~12月の第2弾に続く待望の第3弾となる。前2作では、松重豊演じる主人公・井之頭五郎がいかにもうまそうにメシを食う姿に、ネット上では「夜食テロだ!」との悲鳴が渦巻き、放送後にはドラマの舞台となった店に客が押し寄せ列をなすという現象も生んだ。

うな丼をかき込む五郎(『孤独のグルメSeason3』第1話より)

 その破壊力は今回も健在。第1話は「北区赤羽のほろほろ鳥とうな丼」だったが、オンエアが始まるとツイッターでは「孤独のグルメ」「赤羽」「ほろほろ鳥」「うな丼」などがトレンドワードに急上昇。いよいよ五郎がうなぎを食べ始めると、「うなぎ食べたい」を連呼する人や「うな丼うわああああああああ」と絶叫する人などが続出し、阿鼻叫喚の様相を呈する。夜型が多い漫画家からも夜食テロに悲鳴が上がったが、『ああっ女神さまっ』などで知られる藤島康介氏が「こんなこともあろうかと用意してあった鰻が役に立った」とクールにつぶやき、賞賛と羨望を浴びる一幕も。番組終了後には「このままではうなぎ絶滅確定!」「明日はマジで土用の丑の日レベルでスーパーとかうなぎ屋さんが繁盛するんじゃなかろうか?」といった声も多数あった。  案の定、翌日には「昼メシにうなぎ食った」的ツイートが大量発生。さらにドラマに登場したお店にも行列ができ、用意したうなぎが早々に売り切れたため一時販売休止になるという“事件”も起きた。そんな過熱ぶりに「本当のファンなら、そういう行動は慎むべき」と苦言を呈するツイートも散見されたが、そのへんのところを原作者の久住昌之氏はどう考えているのか? 「マンガのほうでは舞台となったお店の実名は出してないんです。それはやっぱり、お店に迷惑をかけたくないから。そこはドラマ化の話が来たときも心配したところです。でも、テレビでやっちゃうと、どうしても人は来ちゃうよね。ただ、『Season1』『Season2』とやってきてDVDにもなってるんだけど、そこに出たお店の人は笑ってるんですよ。『(客が押し寄せて)大変だったけど、“困った人”は本当に少なかった』って。なんか自分から進んで相席してくれたりして、マナーのいい人が多かったみたい。だから、あのマンガやドラマを愛してくれる人には、ちゃんと僕らの気持ちが伝わってるんじゃないかな」  2話目以降もうまそうなお店がたくさん登場するはずだけど、お店を訪ねるときはくれぐれもマナーを守って紳士的にね! <取材・文/日刊SPA!取材班>
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