ポエム化したマンション広告のキャッチコピーに困惑

マンション広告のキャッチコピーからラーメン屋の社訓(?)まで、最近目につくポエム的フレーズ。やたら大げさすぎたりして、何が言いたいのかわからなくなってる例も多数あり。そんな巷にあふれるポエム化現象を徹底リサーチ。いや、マジで意味不明っス……。

◆マンション編

マンション 新築分譲マンションのチラシやパンフレットの謳い文句。高級感や環境、利便性をアピールしたいのはわかるけど、勢い余って妙なポエムみたいになっちゃってる。

「異彩を放つ『華』景色の遊びに、選ばれし至福の抱擁」(レーベン北千住ルミレイズタワー)なんて、まるでビジュアル系バンドの歌詞のようである。

 一見うまいこと言ってるようで、よく考えたら意味不明なのが、「地の必然。飾るのではなく装う、というスタイル」(クリオ文京音羽)、「モダンでありながらクラシックな佇まい」(吉祥寺シンフォニア)みたいなパターン。「ナチュラルを、もっと、エレガントに。エレガントを、もっとナチュラルに。創りたかったのは、NaturalとElegantの間にある邸宅」(アデニウム鵜の木)って、どんな邸宅だ?

 立地のよさを誇る物件も、その表現は一筋縄じゃいかない。六本木からも近い高級住宅地の物件が「華やかな賑わいを享受しながらも風格さえ醸し出す静謐な邸宅地」(パークナード元麻布)と言えば、新宿まで3駅の物件も「都市の動を嗜み、邸宅地の静にやすらぐ」(ローレルコート笹塚)と豪語。都心から多少離れても、「街がサロンになる、街がパントリーになる。駅前を庭にする暮らしは、いつも私に応えてくれる」(ザ・パークハウス志木グローリオ)と駅近をアピール。でも、「ブランチの後、ふと思いついて、家族で電車で横浜へ。乗り換え無しで好きな街とつながる、この自由さがいいね」って、確かに東武東上線と東横線は直通になったけど、志木から横浜までは結構時間かかりまっせ。

 駅近ってことでは「この場所に出会えたことは、奇跡かも知れない」(エクセレントシティ高砂)って、いくら駅徒歩2分でも奇跡とまで言うか。「“ステーション・アッパー”に本質を創る」(プレサンスロジェ池尻大橋)は、要するに駅上ってことっスね。

 都心への出やすさを謳う物件は多いが、「都心を引き寄せるアクセス」(ザ・パークハウス浦和別所)とは見事な逆転の発想。一方で、掛け値なしの都心にありながら、「ここは都心ではない。イゴコチのいい都心です」(富久クロス)ってのは謙遜なのか自慢なのか。

 自然に恵まれた郊外は、子育てするにはいい環境というわけで、「出会ってhugんで育んで。みんなで幸せ『はぐむ』街」(ウェリス稲毛)なんてダジャレっぽいのがあるかと思えば、「森の‘フィーカ’テラスで、逢いましょう」(パークホームズ稲毛小仲台)とメルヘンチックなフレーズを掲げる物件も。ちなみにフィーカとは、スウェーデン語で「お茶をする」という意味らしい。「北欧の暮らしには欠かせない魔法の言葉です」って、ここは日本なんスけど……。

 極めつきは、タワーマンションの眺望を誇るこのフレーズ。

「天空に舞い踊る星々のトレモロ。人々の営みを物語る地上に散りばめられた灯火のロマネスク。あるいは、早朝のまどろみから朝日に洗われつつ姿を現す都会のエクリチュール」(レーベン北千住ルミレイズタワー)って、もしもし!?

 このマンション、太陽光発電パネルも装備しているのだが、その謳い文句が「宙空に君臨する太陽の幸を極めるために、いま望みうる最上級の住まいへの祈りを受け止めて、このパネルは進化を紡いで降誕した。パネル在るところ、暮らしの花畑に種子を蒔くごとに、光資源を宝飾とする住空間の輝きは家族永劫の絆をも高めていく」

 ……はい、もう降参です!

― [ポエム化する日本](驚)症例報告【1】 ―

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