コネ入社のお嬢様OL、コンビニおにぎりに驚嘆
聞くところによれば、石原慎太郎の孫は通学にタクシーを使って「石原慎太郎にツケといて」と言うらしい。そんな金持ちセレブたちの、庶民感覚とはかけ離れた言動の数々を目撃者が語る。驚き呆れつつも、ある意味、痛快と言えなくもない超絶エピソード満載だ!
◆[立ち居振る舞い]編
金持ちセレブは行動パターンも庶民とはひと味違う。たとえば「某メーカー会長の娘は、学生時代に運転手付きの車で学校やゴルフ部の練習に来ていた」(28歳・女・アパレル)と、ご送迎は当たり前。そのせいか、こんな習性も……。
「友人カップルとドライブに行ったとき、後部座席に乗ってた友人の彼女が目的地に着いても降りてこない。『あっ』とあわてて車のドアを開ける友人。お嬢様の彼女は、いつも運転手がドアの開け閉めをしてるから、決して自分で開けて降りないとか」(42歳・男・清掃)
運転手がいないときでも「お嬢様学校に通ってた友人と遊びに行くとき、移動は常にタクシーで料金は彼女持ち。普段から車移動なので、電車に乗るとめまいがするんだと」(34歳・女・アパレル)って、体質までセレブ仕様に!?
「セレブな女友達は、子供の頃、外出時に必ず車で送迎されてた理由を『誘拐されないため』と言っていた」(35歳・主婦)。ヒエ~。金持ちの見栄かと思いきや、身を守る術だったとは。さらにこのお嬢様、「ウチに遊びに来たとき、出迎えた私の母を見て、私に向かい『ばあやさん?』と尋ねた」のだそう。せめて、「お手伝いさん」くらいにとどめてあげられんかったかね。
もっとも、そんな天真爛漫ぶりも金持ちセレブの特権だ。
「高校時代の友人に『今年のバカンスはとっても残念。いつもはカナダの別荘に2~3週間は滞在するのに、今回はカリブ海でクルーズ10日間だもの』と、嫌みもなく素で言ってた社長令嬢がいた。そのクルーズも豪華客船で毎晩、晩餐会が開かれるような旅だからね」(27歳・男・ITコンサル)
「友人の財閥のご令嬢は超有名デパート前にベンツを乗りつけると、車を放置したままスタスタと店内へ。『駐禁大丈夫?』と心配する私に、『ウチはここの大株主だからいいの』と一言」(36歳・女・金融)
いやはや、ここまで言い切られると、むしろ清々しいですなぁ。
やはりお金持ちはどこか浮世離れしてるようで、「コネ入社のお嬢様とお昼を食べたときのこと。私が持ってきたコンビニのおにぎりに彼女の目が釘付けになり、セロハンをはがして海苔を巻くさまに感嘆の声を上げていた。コンビニに入ったことがなく、初めて見たらしい」(38歳・女・製薬)なんてのも。
さらに「彼女の帰り際のあいさつは『ごきげんよう』、残業組にかける言葉が『お励みになって』。そのたびに私ら庶民社員は尻がむずかゆい思いだった」。やんごとなきお言葉、ありがたや~。
もっとすごいのが「一見、普通のOLに見えるのに麻布十番に住む、お金持ちらしい元同僚」(32歳・主婦)の話。「駅で見知らぬ人から『切符が買えないからお金貸して』と声をかけられ、その場で3万円を手渡したとか。『だって小銭だったらすぐになくなるし、相手も困るでしょう?』という、とてつもない慈悲心からそうしたらしい」って、もはや天上界の人レベル。ところが彼女、「実は社長の愛人だった」とか。つまり、本当にすごいのはその社長か!?
イラスト/坂川りえ
― 私が見た[金持ちセレブ](驚)言行録【6】 ―
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