明治20年、日本で初のプロレス興行を行った男は“日本人ボクサー第1号”だった
―[フミ斎藤のプロレス講座]―

日本初のプロレス興行は、明治20年(1887年)6月、浜田庄吉がアメリカのレスラー、ボクサーを招いて開催した“欧米大相撲”。浜田は“日本最古のプロレスラー”ソラキチ・マツダとともにアメリカに渡った元力士だったが、渡米から4年後、プロモーターとして日本に帰ってきた。

浜田庄吉プロデュースの“欧米大相撲”“西洋角觝”の興行宣伝用ポスターとして描かれた錦絵の一部。「欧米大相撲スパーラ・ラスラ之図」にはレスラー、ボクサー、通弁(リングアナウンサー)などのイラストとともに、初公開となるレスリングとボクシングの試合の様子が説明されていた。

斎藤文彦
―[フミ斎藤のプロレス講座]―
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