人気漫画家・鳥飼茜が「女」という自分の性について考えるようになったきっかけ
――でも、のちに漫画家としてデビューしてから、古谷実さんのアシスタントをしていたそうですね?
鳥飼:はい、ちょうど『わにとかげぎす』を連載していた1年間ですね。『ヒミズ』や『シガテラ』が大好きだったので、古谷さんに認められたくて絵をめちゃくちゃ練習しました。『稲中』が苦手だってことは、本人にも言ったことがあります(笑)。
――古谷さんはどんな反応でした?
鳥飼:「そうだよなあ」みたいな感じでした。私が女性の問題とかを描いているからか、以前「これまで自分の漫画や発言で嫌な気持ちになったことがあるんじゃないか」って聞かれたことがあって。もしかして先生も今、その辺りの問題に関心があるのかなって邪推してますが。
※このインタビューは5/17発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです
【鳥飼茜】
’81年、大阪府生まれ。’04年デビュー。’10年『月刊モーニング・ツー』に『おはようおかえり』を初連載。現在は『BE・LOVE』に『おんなのいえ』、『月刊モーニング・ツー』に『先生の白い噓』、『FEEL YOUNG』に『地獄のガールフレンド』を連載中
取材・文/福田フクスケ 撮影/江森康之
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