サベージがフレアー下しWWE世界王者!――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第124回
“レッスルマニア8”(1992年4月5日)はインディアナ州インディアナポリスのフージャードームに6万2167人の大観衆を動員した。
公式ラインナップはシングルマッチ7試合、タッグマッチ2試合の全11試合。オープニング・マッチではショーン・マイケルズがベテランのティト・サンタナからフォール勝ちをスコアし、第2試合ではジ・アンダーテイカーがジェーク“ザ・スネーク”ロバーツを下した。
マイケルズはこの大会が4年連続の“レッスルマニア”出場。過去3大会はタッグチーム、ザ・ロッカーズ(パートナーはマーティ・ジャネッティ)として試合をおこなったが、この日はシングルプレーヤーとして初めて大舞台のリングに立った。
キャリア8年、26歳の若手だったマイケルズは、“悪女”センセーショナル・シェリーをマネジャーにつけ、ヒールとしての自我を模索しはじめていた。のちにマイケルズのオリジナル・キャラクターとして定着する“HBK”(ハートブレイク・キッド)というニックネームが考案されるのはさらに数年後のことだ。
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