リオ五輪、自転車競技唯一の女子日本代表・塚越さくらは陸上からの転向組
―[もぎたて!女子アスリート最前線]―
~もぎたて女子アスリート最前線 第19回~
2日間で短中距離6種目の自転車競技を行い、各種目の合計点を競う「オムニアム(※)」というオリンピック種目がある。2012年ロンドン五輪から正式採用。スピードのみならずスタミナも必要とされるこの競技に、日本人女子選手として唯一の参加資格を獲得した塚越さくら選手。その経緯を見ていこう。
もともとは陸上の七種競技(中学は四種)をしていた。高校進学時から目をかけてくれた顧問の先生が高校二年生の時に外れてしまい、次の先生とは意見の食い違いからあまりサポートしてもらえない。そんな不遇な高校の陸上競技生活の中、高校三年生の時にインターハイで結果をだせなかったことで「やっていても上には行けない」とこの競技での行き詰まりを感じる。
新たにできるものはと考え、親の薦めで小学二年生の時から中学初めの頃までにやっていたトライアスロン、中でも自転車に乗るのが好きだったのでこれで世界を目指したいなと思い始めた。自転車競技をすることを考え進学の道を親に相談したところ鹿屋体育大学をみつけてきてくれ、内容を観てみると女子選手も強化しているので魅力を感じた。
大学を受験するにあたり「大学から始めて自転車競技に挑戦することは可能なのか」などの内容を鹿屋大学自転車競技部黒川監督に手紙を書き、推薦は無理ということで一般入試で受験し合格する。

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