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金正日死去にK-POPファンが狂乱「私の○○が兵役に行っちゃう!!」

昨年12月19日、北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国の金正日総書記急死のニュースが飛び込んできた。総書記の訃報はまさに、世界中で大物が相次いで亡くなった2011年の最後を飾るにふさわしいインパクトであった。おそらく、日本国民の頭に真っ先によぎったのはミサイルや拉致、そして後継者を含めた安保理問題の行く末だっただろう。 しかし同時刻、まったく異なる不安にさいなまれていたクラスタがいた。ツイッター上のK-POPファンである。
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金正日総書記死去に別の意味での衝撃が走った!?

以下、リアルタイムで得たツイートの一部を紹介する。 「北朝鮮の金正日が死んで、韓国との戦争が始まってしまう事になったら、兵役に行ってる○さんとか○○○、これから行く○○○も軍隊として送りだされてしまうの?それに韓国のみなさんが悲しむとこ見たくない˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )‧º·˚お願いだから戦争なんてしないで‼」 「×××も2月から兵役だったよね?▲▲▲の○○は最近行ったばかりだし。韓国の兵役は対北朝鮮の為にだから、警戒レベルもあがってるし本当に心配になるよ。それだけ平和惚けしてる日本人が海外状勢に目を向けるきっかけを彼らが作ってくれてるのかもしれないけどね」 「よくわかんないけど、北朝鮮絡みで韓国軍が非常警戒体制を強化したってゆってるから、○○○兵役中だし大丈夫かな?って×××、●●●わ大丈夫ってゆってるけど…みたいな(>__∧<q)°。 」 「金正日さんの死で、韓半島が緊張状態です。どうか、北朝鮮で、貧困に苦しめられている人々が、助かりますように。兵役に就いている、多くの若者が無事に、戻って来ますように。○○○君が無事に戻って来ますように。神様、みんなを御守り下さい」 彼女たちが案じるのは、兵役中、もしくは服役間近の韓国人アーティストについて。 世界で何が起ころうとも、一貫してK-POPアイドルのみを心配するこの姿勢は清々しささえおぼえる。というか、万が一南北で戦争が起きたら、日本も決して無事ではなさそうなのだが……。 これについて『韓流エンタメ日本侵攻戦略』(扶桑社新書刊)の著者、小野田衛氏は語る。 「北朝鮮問題に関しては拉致問題などがあり、日本は当事国。にもかかわらず、まっ先に韓国人アイドルの安否を心配しているのだから、平和ボケもここに極まれりと呆れるほかはありません。ただ、中には知識が浅いなりに隣国の歴史的背景を学ぼうとしたり、南北問題の平和的解決を望む意見も見ることができる。彼女たちにとっては、K-POPを仲介することではじめて北朝鮮に対する意識が高まっているのかもしれませんね」 韓国芸能を通じて国際情勢の見識を深めているとするならば、これも善き哉!? 取材・文/日刊SPA!取材班
韓流エンタメ 日本侵攻戦略

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