デジタル

AmazonKindle Fireを使ってみた!

長らくiPadシリーズの独壇場だったタブレット端末市場に、圧倒的な低価格を武器に突如刺客が現れた。アメリカ限定販売にもかかわらずiPadを猛追するコイツは、日本でどの程度使えるのか?

11月月15日の発売以来、アメリカの年末商戦で最も注目を集めている商品がある。米アマゾン・ドットコムがAndroid OSをベースに開発したタブレット端末「Kindle Fire」だ。

 同端末は、現在のところアメリカ限定販売で、独占販売している米アマゾンも海外発送は行っていない。にもかかわらず、すでに約500万台が生産されたという。世界のiPad2の生産量は、’11年の第4四半期に1500万台ほどなので、この数字がいかに驚異的であるかがわかる。

 人気の理由はなんと言ってもその価格だ。7インチと、ディスプレイの大きさはiPadの半分ほどだが、価格は半分以下。液晶やCPUでもiPadに引けを取らない。ニューヨーク・タイムズ紙の試算によると、アマゾンは同端末を一台売るごとに20ドルの損になるそうで、戦略的な価格設定であることがうかがえる。

購入時のKindle Fireではできないこと SBケーブル 付属せず Bluetooth なし カメラ なし GPS   なし Androidマーケット 基本、非対応 日本語入力 基本、非対応

 一方では、こうしたコストパフォーマンスを実現するために、省略された機能もいくつかある。まず、近年のモバイル端末ではほぼ標準装備のカメラやBluetooth、GPS機能はなし。またアメリカ限定商品ということで、日本語は表示できるものの入力はできない。

 さらにアメリカ国外での使用の場合、サービス上のさまざまな制約もある。Kindle FireはAndroid OSを搭載しているものの、Androidマーケットには非対応。アプリはアマゾン独自の、Amazon Appstoreから、アマゾンが認定したアプリのみをダウンロードすることになる。ウェブ版のAndroidマーケットに行っても、このAppstoreに飛ばされるので結果は同じ。ユーザーの囲い込みを行い、端末を投げ売りしてもアプリやコンテンツで後々きっちりと儲けようというのだろう。ただし、アメリカ国外での使用だと、このAppstoreさえ利用できない。

 iPadキラーの呼び声も高いKindle Fireも所詮、日本では絵に描いた餅なのだろうか。実機を取り寄せて検証してみた。

◆購入時のKindle Fireではできないこと
SBケーブル:付属せず
Bluetooth:なし
カメラ:なし
GPS:なし
Androidマーケット:基本、非対応
日本語入力:基本、非対応

【Kindle Fire】
ゴリラガラスに覆われた7インチのタッチ式IPS液晶パネルのピクセル密度は169dpiと、iPad2よりも高密度。さらに1GHzのデュアルコア・プロセッサに8GBの内蔵メモリとWi-Fi、連続8時間駆動のバッテリーを搭載し、しかも無制限のクラウドストレージまで付いてたったの199ドルというから破格の安さ。しかし413gという重量は、7インチにしては重すぎるとの評も。日本未発売

― AmazonKindle Fireを使ってみた!【1】 ―




おすすめ記事