スポーツ

“誤算”ストーンコールドが首を負傷!――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第264回(1997年編)

WWEオフィシャル・マガジン1997年12月号表紙

真夏のスーパーイベント“サマースラム”でのオーエン・ハートとのIC選手権でストーンコールドが首を負傷。このときのケガ―長期欠場がその後の現役生活に大きな影を落とすことになる。(写真はWWEオフィシャル・マガジン1997年12月号表紙より)

 “ヒットマン”ブレット・ハートがアンダーテイカーを下しWWE世界ヘビー級王座を奪回した“サマースラム”(1997年8月3日=ニュージャージー州イーストルサフォード、コンチネンタル・エアラインズ・アリーナ)のリングで“想定外”の事故が発生した。

 全7試合中、第6試合にラインナップされたオーエン・ハート対“ストーンコールド”スティーブ・オースチンのインターコンチネンタル選手権でストーンコールドが首を負傷。

 試合そのものはなんとか終わらせたが、その後、欠場―戦列復帰―再欠場のくり返しを余儀なくされた。このときのケガがストーンコールドの現役生活――結果的に38歳で引退――に大きな影を落とすことになる。

 それは一瞬のアクシデントだった。タイトルマッチは王者オーエンのペースでスタートした。序盤戦、オーエンは“場外カウントアウト負け”での王座防衛を狙って敵前逃亡を試みたが、ストーンコールドはこれを阻止。オーエンをリング内に連れ戻してスタンガン(フロントから抱え上げた相手の首を後ろ向きにトップロープめがけて落とす荒技)、パワーボム、ランニング・クローズラインの大技ラッシュを仕掛け、一方的なペースで試合を進めていった。

 オーエンもベリー・トゥー・ベリー・スープレックス(カウンター式のフロント・スープレックス)、ジャーマン・スープレックス・ホールドといった難度の高いビッグ・ムーブで反撃。スリーパーホールドのかけ合いから、おたがいがおたがいのバックを奪い合うカウンターの動きのなかでアクシデントは起きた。

次のページ 
ストーンコールドの首がグニャッとマットに突き刺さった

1
2
3


ハッシュタグ




おすすめ記事