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「女性向け風俗」の世界を覗いたら、自分が「男」だと実感した【カリスマ男の娘・大島薫】

見た目は美女でも心は男――。「カリスマ男の娘」として人気を博し、過去には男性なのに女優としてAVデビューを果たした大島薫。女性の格好をしたまま暮らす“彼”だからこそ覗ける、世の中のヘンテコな部分とは?

大島薫

大島薫

 先日、レズビアン風俗に取材をした。

 これは自分の名前を冠しているニコニコ生放送とFresh! by AbemaTVの「大島薫ちゃんねる」というネット番組の企画だ。ネットでしかできないキワどい内容と、同性間でのアレコレや、ビジネスネタを取り扱うのを主旨としているのだが、今回はその番組でレズビアンに着目。その場で見聞きした話を、改めてこちらでもレポートしたい。

 東京都内に実はレズビアンの女性向け風俗というのは、わりと存在する(とはいっても、数件程度)。その中でも最近注目を集めているのが、去年の4月にオープンした「レズビアン東京」さんだ。在籍女性は30人ほど。店長曰く「需要よりも供給側であるキャストとして入店したい女性が後を絶たない」のだという。

 普段は女性以外絶対に利用できないのだが、今回取材ということで特別に”男性”のボクがキャストをホテルにお呼びすることを許可していただいた。

 到着したのはツバサさんというショートカットの似合うかわいらしい感じの女性。見ようによっては少年っぽくも見える。風俗店で勤めているというのに、本番中の顔出しを快く承諾してくださった。

⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1315014

大島薫

お店で働くツバサさんと著者

ずっとイチャイチャするだけで終わるお客も多い


 お店で働いたきっかけや、ツバサさん自身の性体験などをお伺いする中で、一番衝撃を受けたのは「結構な数の女性客がセックスを目的としていない」ということだ。

 ツバサさん曰く、「ホテルに呼ばれてもコース時間が終了するまでずっとイチャイチャしているだけで終わる女性や、話すことで満足する女性がほとんど」なのだという。風俗店とは性欲を満たすための場所という固定観念を持っていたボクは、自分のことをどこまでいっても「男」なのだと気付かされた。

 性欲というのはつまり、男性ホルモンだといえる。男性ホルモン、つまりテストステロンの濃度と性欲の強さというのは、医学的にもエビデンスの取れている事実として受け入れられてきた。つまり、男性ホルモンが女性よりも多い男性のほうが、性欲は強いはずなのだ。逆にいえば、女性は基本的には男性より性欲がないといえる。

 じゃあ、そんな性欲のない女性に向けての風俗を始めた場合どうなるのだろう? そもそも需要が少ないので、そんなことは思考実験的な質問になってしまうのだが「レズビアン東京」は違う。ちゃんと現実に女性に向けての風俗をやっている。

 すると、女性たちはむしろ性欲とは違った理由で女性を“買い”始めた。もちろん大なり小なり女性に興味のある女性たちだが、そこで満たされるのは性欲ではない。有り体にいえば「癒し」や「心の不安の解消」なのだろう。

 押し殺してきた女性に対する興味や、肌を触れ合わせたいという欲求。そういったものを受け入れてくれる人を、いつでも呼ぶことのできる場所。それがレズビアン風俗。

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女性客はほかのキャストに“浮気”をしない

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