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家では立ちション?座りション? もはや「男らしさ」がモテない時代になった【カリスマ男の娘・大島薫】

見た目は美女でも心は男――。「カリスマ男の娘」として人気を博し、過去には男性なのに女優としてAVデビューを果たした大島薫。女性の格好をしたまま暮らす“彼”だからこそ覗ける、世の中のヘンテコな部分とは?

大島薫

写真集『大島薫に例のアレを着せてみた』より

 「男らしい」というのは最近流行らなくなってきたなと思う。

 10月13日に写真集を発売することになった。つい先日までその撮影に追われていたのだが、なんだろう……カメラの前でポージングをする自分をふと冷静になって客観的に見てみると、不思議な気分になる。

 例えば、まったくの一般人が突然カメラを向けられて、「はい、ポーズして」と言われてモデルのように振る舞うことができるだろうか? せいぜい“ピース”くらいが関の山だろう。おそらく自分も初めてカメラの前に立ったときはそうだったに違いない。

 ボクが初めて仕事として写真を撮られたのは、18歳のころに出演したゲイビデオだ。ゲイビデオは男性が好きな男性に向けたビデオなので、当然ボクもその当時は男性の姿をしていた。

 初めての撮影で見様見真似でポーズをとる。こんなの素人同然の状態からすると、キメ顔をするだけでも結構恥ずかしい。

 するとカメラマンがこう言った。

「シャッターが一回鳴るごとにほんの少しずつ顔の角度を変えてみて」

 なるほど。そういうものか、とフラッシュが光るたびに表情や顔の向きを変えてみる。

 だんだん慣れてきて、1枚ごとにポーズも変えられる余裕が出てきた。そこから10年間なんだかんだ写真を撮られ続け、いまではもう最初にカメラの前に立った日のことを思い出すのも困難になってきている。

男性と女性の「動き」の違いとは?


大島薫

写真集『大島薫に例のアレを着せてみた』り

 その当時はゲイビデオ、つまり男性としての大島薫を求められていたので、表情やポージングは非常に男性的なものが多かった。

 男らしくキリッとした表情でカメラを睨みつけたり、微笑み方も今とは違ってニヒルさみたいなものを求められていた気がする。

 そこからなんだかんだと一般のAV業界に進み、男性でありながら女優として写真を撮られるようになった。今までやってきたポージングと真逆をいくような、かわいくて愛らしい表情や仕草を求められるようになるわけだが、これにはいろいろ苦労した。

 なにせ23年間ずっと男性で暮らしてきて、いきなり女性らしく振る舞えといわれてもそうできるものでもない。写真だけの話ではなく、日常生活から今の見た目に切り替えたわけだから、歩き方や話し方だってイチから勉強の毎日だった。

 ざっくりと男性と女性の仕草の違いを表すと「開くか閉じるか」ということになる。例えば、なにか机の上にある物を取るとき男性はワキを開けて取ると思うが、女性の場合(全員がそうとは言わないが……)ワキを閉じたまま取る。実際やってみるとわかるが、男性でもし女性のようにワキを閉じたまま物を取っている人がいたら、たぶん「オネェ」かなにかだと思われるだろう。

 あと皆さんが想像しやすいのはガニ股、内股の違いだろうか。これも開くか閉じるかだ。しかし、女性の内股というのはなかなかやってみると難しい。おそらく多くの男性が内股で歩くと膝と膝をくっつけるようにして歩くと思う。しかし、これは歩きにくいし、不自然だ。よくよく考えると女性でもそんな歩き方している人なんていないのに、普段から観察していないだけにイメージができない。

 この場合、内側に入れるのは膝からではなく、太ももからなのだ。太ももと太ももを擦り合わせるように歩く。そうすることで、自然な女性の足の開き具合に近くなる。

 このポイントを押さえて歩いてみたとする。背筋を伸ばし、ワキを閉じて、太ももを擦り合わせるように歩く。ワキに意識は向けるが、肘から先は力を入れず惰性に任せて揺らしていい。するとどうだろう。全身の動きは進行方向に八の字のような形になり、非常に女性的な動きになる。

 ま、ここまでガチガチに意識して歩いている女性がいたら、ちょっとやり過ぎなのだが。

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「男らしい仕草」は、もうモテない?

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大島薫写真集 大島薫に例のアレを着せてみた

男の娘、大島薫の写真集発売!

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