半熟キャバクラ嬢の苦悩とは?「熟女=男に飢えてるわけじゃない」
11月25日放送の『マツコ会議』(日テレ系)で取りあげられた『半熟キャバクラ』。20代後半から30代女性が接客する「半熟女キャバクラ」が今、急増しているという。それを見て、「そんなに良い事ばかりではないですよ」と口を濁すのは、3か月前にオープンした半熟キャバクラに勤めるユミさん(仮名・36歳)。聞くと、通常のキャバクラとは違う、半熟キャバ嬢なりの苦悩があるという。
「うちの店のホステスは30代の女性がメインなのですが、そのほとんどがキャバクラ未経験。若い頃から水商売をしている子は30歳手前で夜を上がるか、高級クラブのホステスに転身するので、経験者が集まりにくいんです。半熟キャバクラの売りはリーズナブルな価格設定なので、ホステスの時給も通常のキャバクラより低いということもあるんですけどね。半熟キャバクラの中には、寄せ集めの素人だらけという店も多いですよ」
元々、水商売経験があったユミさんは顧客を持っていたため、時給は他のホステスよりも優遇されているという。だが、同僚のほとんどが未経験ゆえに悩みは多い。
「お酒もロクに作れない、灰皿を変えないなど、テーブルマナーすらできないホステスも多いです。お客さんは『半熟キャバ嬢=ある程度経験がある』という認識で来ていますから。テーブルマナーができなくて許されるのは20代前半までですよ。あと、自分の体型に合う衣装が分かっていないコも多いですね。ストッキングを履かないのでスカートからパンツが透けてたり、背中の肉がドレスからハミ出していたり……。若くない分、せめて服装だけでもちゃんとして欲しいです」
ユミさんの苦悩はそれだけではない。中には水商売のルールを知らないホステスもいるという。
「ヘルプで付いた客の前で本指名のホステスの悪口を言う、他のホステスのプライベートをペラペラ話すなど、最低限のルールを守れないコも多いです。お客さんから、『今のヘルプ、もう付けないで』とクレームを言われた事もあります。結局、更衣室に『他のキャストのプライベートの事は話さないように』と貼り紙をしましたが、厳しい店ならとっくにクビになっていますよ」

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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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