恋愛・結婚

キャバ嬢相手のトークはセクハラ&パワハラになるのか[コラムニスト木村和久]

 一方客側の姿勢は「誉める」と「けなす」の両極端に別れます。まず可愛いコと美人さんは基本的に客からイジメられることはありません。どんな偏屈なお客さんでも、綺麗なコには弱いのです。無口でいるか、「何か飲んでいいよ」というか、あとは誉めて誉めちぎられます。一方さほど可愛くないコですが、まだ愛想がいいコは自然なトークをします。お互い無難にやり過ごし、楽しいひとときを過ごします。問題なのは、約2割ぐらいいるさほど可愛くもなく、愛想も悪い、俗にいう「地雷系」キャバ嬢です。  地雷系が来たら、もう降参です。諦めてじっと身を動かさず、与えられた時間をまんじりと過ごすしかありません。お客さんのなかでも勇者というか、チャレンジャーは果敢にエロトークを試みますけどね。 「おねえちゃん、最近はいつエッチしたの?」  出ました、突然の急降下爆撃。それにめげずに「全然、1年ぐらいしてませんね」と答えます。するとお客さんは「だよな」と妙な納得をします。すかさずお客さんの第二派攻撃が始まります。 「おねえちゃん、エッチは好きか?」と、やぶからスティックなルー大柴攻撃です。それもやんわりと地雷嬢は「まあ、嫌いじゃないですけど」と、答える優等生ぶり。そこで留めの一撃をお客さんが加えました。「あそう、じゃいつオレとエッチする?」って、あんた結論早すぎやろ。なんか凄く大事なことを、省いているような気がするんですけど。  そこで地雷嬢が薄ら笑いを浮かべているならいいのですが、どうやら地雷の起爆スイッチが入ってしまったようです。「お客さん、そんなアホなこと言ってるなら、家帰って家族サービスでもしてた方がいいよ」と言うからそこから大喧嘩。  キャバクラでは、お客さんの家庭のことを言うのはご法度です。だってみんな家庭が嫌だから、外に飲みに来ているのですから。というわけで地雷嬢は、さほど可愛くないのに、セクハラトークを浴び、しまいにはブチ切れて、喧嘩をするという、なんとも辛い状況に追い込まれるのです。  じゃなんで、キャバクラは地雷嬢を雇うのか。最初から採用しなきゃいいと思うでしょ。実は地雷嬢を雇うと、お客さんは危機感を感じ、さっさと可愛いコの指名に走るのです。お店は地雷嬢のおかげで、売り上げ倍増、世の中、実にうまくできているんですなあ。
木村和久

木村和久

■木村和久(きむらかずひさ)■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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