2017年オヤジ界を賑わせたベスト10
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その190 ―
というわけで毎年恒例の「2017年、オヤジ界のベストテン」をやってみたいです。あれ、去年やったけ? う~ん覚えてないなあ、忘れやすいのもオヤジの特徴です。ネタは書いた先から忘れますからね。細かい部分にはさほど責任はもてませんので、あしからず。
1位 平成が終わる
オヤジにとってショックなのは未だ昭和をどっぷり引きずっているに、平成があと2年足らずでなくなることです。平成生まれのキャバ嬢を見たときは感動しましたなあ。そんな平成のキャバ嬢を一度も口説けずに、年号が変わってしまうのが残念です。なかには、平成時代一度も恋愛をしていない「平成童貞」なるオヤジも存在しています。もう時間がない。残りの平成時代を思う存分生きましょう。
2位 不倫ブーム
いろんな不倫がワイドショーを賑わしました。オヤジは当初、食いつきが良かったのですが、よく調べると、あまりにも違う世界の出来ごとに気づき興味が薄れてしまいました。
不倫をやるにしても、まずいい女と出会わなければなりません。それから食事をしたりホテルに泊ったりとお金がかかるのです。一般人と不倫した女優もおりましたが、相手はお医者さんでした。女性国会議員の不倫も相手は弁護士です。それなりに社会的地位があって、イケてないと不倫は無理なんだということがよくわかりました。
3位 出会い系バー
不倫を諦めたオヤジは別の道を探します。前川さんが出会い系バーに行って、貧困の調査をして、堂々としていることがショックでした。あそこは、こそこそしないで行っていいんだ。舞台となった出会い系バーは、連日オヤジがつめかけておりました。
本来の出会い系バーは、援助交際の温床になっている場所。そこが貧困女子と説教オヤジの溜まり場になっているって、にわかに信じられません。そういうわけのわからぬ場でもうまいことやっているヤツはいます。前川さんのマジメそうな話を本気にしてはいけません。世渡り上手はこっそり陰で美味しいことをしているのですから。
4位 カズオイシグロのノーベル文学賞
何がショックって毎年本命候補だった村上春樹を差し置いて、カズオイシグロが受賞したことです。これって、オヤジ界でもよくあることです。今度こそ部長だ、お前は部長代理になったんだぞ。代理ってえのは、次は部長になるんだからなと言われて3年。新しい部長は後輩の課長が就任だと。トホホ。
ほんと後から来たヤツに、追い抜かれた村上春樹の気持ちがわかりますねって、レベルが大分違いますが。
5位 ひふみん
棋士の加藤一二三といったら神武以来の天才ですよ。1000年に1人の逸材。橋本環奈より重い存在なのに、今や「ひふみん」として「ピクミン」より有名なアイドル化しているし。しかも前歯がほとんどないのに、テレビCMにまで出る人気ぶり。今までテレビに出ようとして、歯を白くした新庄剛の苦労はなんだったのか。
オヤジもじじいになって、わけのわからないことを言えば売れるのか。いろんなことを考えさせられるひふみんブームでありました。
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