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宮司に坊主に消防団…キャバクラに集う個性的な面々[コラムニスト木村和久]

木村和久の「オヤ充のススメ」その191 ―

 宮司殺害という痛ましい事件が起き、心を痛めております。容疑者の元宮司の人は過去にカネ使いが荒く、キャバクラなどでも遊び乱れた私生活だったそうです。特に、銀座の高級クラブに熱心で相当入れ上げていた模様です。やっぱり有名神社はお賽銭ががっぽり入るってことですか。そういうことは、ほどほどに嗜むのがよろしいと思いますが。

木村和久 そんなわけで、宗教関係者が夜の街を闊歩する現象について考察しつつ、キャバクラに来るさまざまな人々をウォッチングしたいと思います。

 まず神社関係者は頻繁にキャバクラ行くのか? 個人的にはあまり聞いたことがありません。少ないと思いますよ。けど、お寺関係者はよく耳にします。キャバクラの常連客として見かけもします。

 六本木で飲んでいると、坊主頭のお客さんがテーブルに座っていたりします。しかもポロシャツなどカジュアルな格好ですから、ヤバそうな客ではありません。そうなると、お寺関係の人ってわかりますね。時には、団体で来るときもあります。1つのテーブルがイガグリ頭だらけというのも、実に面白い光景ですけどね。

 檀家からのお布施が坊さんの遊興費になってしまうのも、なんだかなと思いますが、現実はこんなものです。ただ坊主のマナーとして地元では飲まないようです。

 つまり、六本木でよく見かけるお坊さんは下町の住職で場所をずらせば、キャバクラで檀家に遭遇しないというわけです。本音を言えば、なかなか異性と出会わない仕事ですから、多少は同情します。飢えた坊主は木魚の割れ目でも興奮すると、昔から言われていますから。仏門に入るといっても、 異性を断つなんてのは一部でしょう。そもそも結婚して子供を作らないと、お寺の跡継ぎがいませんから。少子化で檀家がどんどん離れていく昨今、お寺の経営も厳しいです。キャバクラに通える坊主は、むしろ優秀な経営者なのかもしれませんよ。

 一方、六本木のキャバクラで、早い時間帯に団体で来るお客さんもいます。そういう方は地方の青年会議所の人が多いです。なぜわかるかって? そういう団体客はあらかじめキャバクラ嬢の人数を確保しなければなりません。だから知り合いのキャバ嬢が「今日、青年会議所の人が来るから早く行かないと」なんてメールをくれるので、わかるというわけです。

 お金の出所はわかりませんが、東京視察や会議の延長で1~2時間、キャバクラを見学したいわけです。早い時間で団体割引を頼めば、一括会計でひとり1万円で収めるなんてことができます。前川元事務次官が出会い系バーで貧困調査をして以来、案外来やすくなったのかもしれません。

 地方から何かの用事で東京に来た方は、六本木のキャバクラに行ってみたい。そう思っているようです。

 さらにこんなお客さんもいます。土曜の夕方、六本木を歩いていたら、引き出物を持った集団がごっそりキャバクラに入っていくのを見かけました。いやあ〜結婚式の帰りにキャバクラですか。やりますなあ。

 若い人は結婚式の二次会に行きますが、年配の方が行ってもねえ。そこでオヤジ同士の二次会はキャバクラで親睦を深めるのです。どうせ結婚式の二次会に出たところで、花嫁の同級生みたいな若いコは、新郎側の同級生に持って行かれるわけですから、出番がないのです。

 結婚式帰りにキャバクラなら、議会の帰りもキャバクラはありですか? 実は国会議員を始め、さまざまな議員さんもキャバクラに来ます。それもキャバ嬢情報で「あの人、○○党の議員なんだって」と、噂は物凄い勢いで伝播しますから。

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