「高アル新ジャンル」はビールカテゴリーの救世主となるか? 話題の新「頂〈いただき〉」を飲んでみた
細分化が進むビールカテゴリーにあって成長株として注目を集めている「高アル新ジャンル」。「濃い味わい」「しっかりとした飲みごたえ」など、新ジャンルユーザーの満足感を追求した商品設計でファンを増やしている。今年は各社から新商品も発売される予定だ。そんななか、昨年市場に参入して幅広い支持を集めるサントリーの「頂〈いただき〉」がリニューアルした。編集部ではポテンシャルを探るべくいち早くリニューアル商品を入手。新旧の「頂〈いただき〉」を飲み比べることでその実力をチェックしてみた。
チェックするのは、ビールカテゴリーを幅広く愛飲している編集E。専門店の飲み歩きや希少ビールのお取り寄せはもとより「新商品を見つけると試さずにはいられない」という大のビールマニアで旧「頂〈いただき〉」ももちろんチェック済だ。
「新ジャンルはどちらかというとキレや飲みやすさを重視しているイメージがあったんですが、「頂〈いただき〉」は新ジャンルながら麦芽感やコクがしっかりあって、『ビールを飲んでる!』って感じがありました。どんな風に変わったのか、楽しみですね」
リニューアルされた新「頂〈いただき〉」の大きな特徴はまずアルコール度数のアップ。麦芽の量をさらに増やし、発酵度合いも高めることで従来の7%から8%へ引き上げたという。
「アルコール度数が1%アップしただけで、これだけ味わいに変化が出るんですね。舌に乗せた瞬間にガツンとくるような感じで飲みごたえがあります。新ジャンルの中では珍しく“コクがあってしっかりとした味わい”でしたが、アルコール度数とコクが増したことでよりその特徴が際立ちましたね」
さらに力強い味わいに生まれ変わった新「頂〈いただき〉」だが、あまりに味が濃いと、飲みにくいと感じる人もいるのではないだろうか。新定番として多くのファンに期待されているだけにこの部分が少し気になるのだが……。
「リニューアル前もそうだったんですが、飲みごたえがしっかりあるのに後味はシャープなんです。クラフトビールにも高アル銘柄はありますが、濃厚で甘みのある味わいのものが多い。ああいう味は飲む人を選びますが、「頂〈いただき〉」は日本人が慣れ親しんできたキレもしっかり味わえる万人受けの味だと思いますよ」
飲みごたえという部分でのもう一つの特徴が高炭酸。ハイボールなどでも強い炭酸で仕込まれた商品が人気を集めているが、「頂〈いただき〉」はこの部分でもトレンドをしっかりと盛り込んでいる。
「炭酸もポイントだと思います。飲みごたえはもちろんですが、炭酸のシュワシュワ感が強いことで後味はよりシャープに感じられます。全体の印象としては高アルや強炭酸といったアルコール全般のトレンドがバランスよく取り入れられています。ハイボールやチューハイが好きな人にも馴染みのある特徴も兼ね備えているので、家飲みの定番になるポテンシャルがあると思いますね。しかもビールらしいコクのある味わいや飲みごたえがありながら、新ジャンルというのはビールカテゴリー好きにはうれしいですよね」
新ジャンルファンの支持はもとよりカテゴリーのすそ野を広げるポテンシャルを秘めた新「頂〈いただき〉」が、激化する市場においてどのように受け入れられるか注目したい。
<取材・文/日刊SPA!編集部 撮影/山川修一(本誌)>
提供:サントリービール株式会社

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