雑学

メシがうまい「せんべろ居酒屋」――ひとりで飲みたいそんな夜にオススメの5店

 日々の忙しさが孤独の身に沁み、12月から続く忘年会・新年会ラッシュにも疲れ果てた。今日くらいはひとり静かに酔いたい……そんなときせんべろ居酒屋はちょうどいい。食レポライターのほそいあや氏は「多くのせんべろは騒がずにしっぽり飲んでいる人が多いです」と語る。

もつ焼き屋「ブウちゃん」

葛飾区金町でナンバーワンの呼び声高いもつ焼き屋「ブウちゃん」。都心から少し離れているが、足を延ばして極上もつ焼きを食らうのもいい

「大勢でワイワイやるのも楽しいものですが、会話をしないで済む気楽な時間も欲しいですよね。せんべろ居酒屋にはひとり客も多くいます。ほどよく賑やかな空間で、気兼ねなく飲んでると、ひとり客同士の見えない連帯を感じて、心地よく孤独に酔えるんです」

 とはいえ、ひとりで飲み続けると飽きてしまう。そんなときはSNSに店の感想をつぶやいてみる。リアクションがもらえると嬉しい。

「フォロワーに『私も行ってみたい』って言われると、承認欲求が満たされます(笑)。良い店に出合えた喜びを独り占めした後で、おすそ分けする感じが好きです」

 せんべろとはいえ、せっかくならうまい飯と酒にありつきたい。そんなワガママを叶えてくれる名店をほそい氏に聞いた。

「東京には安くておいしいお店がたくさんあります。例えば御徒町 の『ふぶき』は海鮮が絶品で、390円の刺盛りも満足の内容です。酒にこだわるなら角打ちもオススメで、『酒のフタバ』は質のいいサーバーで注ぐ生ビールがかなりおいしい。新宿なら24時間営業の『ねこ膳』が最高で、100円のカレールウを肴に飲めますし、定食も充実してて、重宝してます」

 せんべろも選択肢はさまざまだ。絶品メシに舌鼓を打ち、渇いた喉を美酒で潤す。せんべろで孤独に酔うのも悪くない。

「馬ござる」

北区上十条「馬ござる」は新鮮な馬刺しが一部位190円で食べられる他、馬肉のタコわさび、馬肉のきんぴら、馬肉の坦々風スープなど馬三昧だ

<東京のメシがうまいせんべろ居酒屋BEST5 食レポライター・ほそいあや>

1位 ねこ膳(新宿)
花園神社のすぐ横で24時間営業。100円の本格的なカレールウがとにかくホッピーに合うが、ナカの量が多く即酔い必至

2位 馬ござる(十条)
馬刺しを山盛り頼んでも1000円を下回るのが嬉しい。珍味・馬肉の脊髄は「白子に似て、白子ほどクセがない」(ほそい氏)

3位 ブウちゃん(柴又)
昭和33年創業の店舗は歴史を感じさせる。もつ焼き全品90円。塩、タレの他に「ゴマ(油)」の味付けを注文できる

4位 酒のフタバ(蔵前)
「酒4杯+つまみ1品」のセットが1080円と驚異のコスパ。日本酒によく合う「ニシンの燻製」は380円でボリューム満点

5位 ふぶき(御徒町)
海鮮が安くてうまいこの店で、ほそい氏がオススメするのは「イカワタのルイベ」(190円)。一人客の多い店内が落ち着く

【ほそいあや氏】
主に食レポを書くライター。著書に『千葉のおきて』(泰文堂)、『ゆる猫生活』(玄光社)がある

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