しかし、ビットコインの値動きは荒い。1000万円への上昇局面では幾度かの急落、暴落も不可避だろう。 「面倒な人は買ったまま放置する『ガチホ』でもいいんですが、もっと効率よく稼ぎたい人はレバレッジをかけたトレードがオススメ。長期ポジションはキープしながら、一部のポジションは高値で決済したり、暴落時には売りから入って稼いだり、と臨機応変に取り引きしていくんです」 　ビットフライヤーやGMOコインではレバレッジをかけた取引ができる。1万円、5万円程度の金額でもトレードできるから、トレード用に一部の資金を向けてみるのもよさそう。しかし、問題はやり方だ。 「チャート分析の初歩的な知識があれば充分です。『RSIでダイバージェンスが出たら下落を警戒して決済』、『前回安値に引いたサポートラインを割ったら売り』といった感じですね」 　初著書『トレードは週1回！少額でも月30万円儲かるビットコイン革命』では、こうした方法を具体的なチャートとともに紹介しているとか。仮想通貨で“億り人”になるには、ただ保有しているだけではダメ。簡単なトレードテクニックを学ぶだけで、まだまだ可能性は広がりそうだ。＜取材・文／高城 泰＞
1975年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。編集プロダクション「ミドルマン」所属。株、FX、仮想通貨など投資関係の記事を幅広く執筆。著書に仮想通貨の入門書『ヤバイお金』(扶桑社)、『FXらくらくトレード新入門』(KADOKAWA)など