’16年1月、『週刊文春』が報じたベッキーと川谷絵音の不倫を皮切りに、瞬く間に巻き起こった“ゲス不倫”ブーム。あれから2年半、市井の男女たちの間ではいまだに不倫は静かに、そして深く蠢いていたのだった――。では、不倫に走る人たちとはいかなるものか。今回、不倫経験女性1000人にアンケートを実施。ビッグデータから彼女たちの“等身大の不倫ライフ”を暴いていく!
念のために知っておきたい“不倫バレ”しないための心得
不倫を続けるカップルにとって、なんとしてでも回避したいのが不倫バレ。アンケートでは「今まで、あなたの夫(彼氏)は浮気をしたことがありますか?」という問いに対し、人妻は「たぶんしたことがない」と「絶対にしたことがない」が半数。半面、独身は「絶対にしたことがある」「たぶんしたことがある」と、常に疑いの目を向けているという結果が出た(
Q1参照)。
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Q1.今まで、あなたの夫(彼氏)は浮気をしたことがありますか?
Q1.今まで、あなたの夫(彼氏)は浮気をしたことがありますか?
<人妻>
・絶対にしたことがある 70人
・たぶんしたことがある 56人
・わからない 106人
・
たぶんしたことがない 144人
・絶対にしたことがない 114人
・興味がない 10人
<独身>
・
絶対にしたことがある 124人
・たぶんしたことがある 96人
・
わからない 124人
・たぶんしたことがない 88人
・絶対にしたことがない 22人
・興味がない 46人
Q2.相手の妻、もしくはあなたの夫(彼氏)に不倫がバレたことはありますか?
Q2.相手の妻、もしくはあなたの夫(彼氏)に不倫がバレたことはありますか?
<人妻>
ある 138人 ない 362人
<独身>
ある 128人 ない 372人
※調査対象 不倫経験を持つ25~45歳の女性1000人(人妻500人・独身500人)
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この結果を識者たちは次のように分析する。
「人妻の場合、自分を女として扱ってくれない夫への見下しの気持ちが『浮気なんてできるはずない』という結果に通じている。それに対して独身女性は真面目で押しに弱いタイプが多く、相手に直接問い詰めることができない代わりに、疑り深い性格の持ち主であることがうかがえます」(雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまりえ氏)
「人妻は旦那の浮気を気にしだすと、継続しなければならない夫婦関係にヒビが入るかもしれません。あえて無関心を装っていることも考えられます」(心理カウンセラーの水希氏)
また、人妻・独身ともに約75%もの女性が夫や彼氏にバレずに不倫を謳歌している一方、25%、つまり4人に1人は不倫バレを経験していると回答している(
Q2参照)。では、実際に不倫がバレるときはどのようなケースなのか。
「相手の家で抱きしめられてるところをたまたま奥さんに見られてしまった」(28歳・専業主婦)
「日記を読まれた」(34歳・事務・独身)
「相手の車に乗るところを旦那の同僚に見られた」(36歳・保育士・人妻)
そのシチュエーションはさまざまだが、どれも迂闊さやツメの甘さは否めない。なぜ、このような大胆な行動に出られるのだろうか。
「不倫相手と関係を結ぶと『私は今、いけないことをしている』という背徳感が、皮肉なことに快感を増幅させてしまいます。脳内物質のドーパミンが大量に出て脳を刺激し、それによってより一層、自らの行為に興奮するという悪循環が起きやすくなります。
また、人間の心理として常に自分に最大の利益がもたらされるよう、現状の認識を頭の中で都合よく書き換えていくことは当たり前のことです。『何かおかしいな』と思っても、良い方向へ良い方向へと記憶を修正し、自分の行いを正当化してしまう。そのためリスク管理がおろそかになってしまうのです」(水希氏)