AVの概念を変えた天才監督、カンパニー松尾「俺のAVは路地裏のラーメン屋みたいなもの」
そして、その手法が幅広く世間から認められたのが’14年の『テレクラキャノンボール』。レースの要素を取り入れた企画AVである本作が劇場公開され、映画ファンを巻き込み異例のロングランとなるなど話題を集めた。
「AVもユーザーの意見を取り入れるようになっていったんだけど、俺はそれができないんだよね。『テレキャノ』もずっと俺がやってきたことで、ちょうどよくハマった感じで。俺のAVはチェーン店じゃなくて、路地裏の個人のラーメン屋みたいなもんだからね」
栄枯盛衰の激しいAV業界で30年もの間、第一線で活躍してきた監督は数少ない。
「ドキュメント的な撮り方をしてきたから長続きできたのかなと。面白い女のコに会えれば、面白い作品が撮れる。今も昔も脱ぐ女のコって、やっぱり面白いんですよ」
現在53歳。目標は60歳までハメ撮りを続けることだという。
【カンパニー松尾】AV監督
’65年、愛知県出身。’87年にV&Rプランニングに入社し、翌年に監督デビュー。’95年以降はフリー監督として活躍、’03年には自身のメーカーHMJMを設立。独特の作風は業界に影響を与えた。’14年には『劇場版テレクラキャノンボール2013』が大ヒット
― エロを変えた日本人 ―
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