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AVの概念を変えた天才監督、カンパニー松尾「俺のAVは路地裏のラーメン屋みたいなもの」

人間のあくなき欲求である「エロ」は、いかにして進化を遂げてきたのか? 今日の発展に多大な影響を与えたキーパーソン達を厳選し、ここに紹介していく。

エロを変えた日本人

カンパニー松尾氏

ハメ撮り作品が劇場公開。AVの概念を変えた天才監督


 カンパニー松尾氏は今年でAV監督30周年を迎える。くしくも週刊SPA!創刊の’88年に監督デビューを果たした、いわば“同期生”である。

「30歳になったときに、カレー屋になろうと思ってAV監督を辞めるって言ったこともあったんですけど、3日で撤回しました(笑)。30年間、AVの仕事が嫌になったことは一度もなかったですね」

 松尾氏の代名詞でもあるハメ撮りは、既存のAVの撮影に感じた疑問から生まれている。

「スタッフがたくさんいる現場で『よーい、スタート』って言って撮られている女のコよりも、面接のときの素のそのコのほうが魅力的だと思ったんです。それなら撮影だということを意識させずに一対一で撮ったほうがいいんじゃないかと考えたのがきっかけでした」

 被写体に極力、カメラを意識させない撮影手法が編み出され、監督自身が感じたことがテロップで映し出される。松尾作品は匿名ではなく、あくまでも「カンパニー松尾」が撮っているという姿勢が打ち出されているのだ。こうした私小説的なスタンスで監督がAVを撮り、それが熱狂的に受け入れられたという事実は、事件であり革命であった。

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企画AVが劇場公開され大ヒット

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