底辺キャバ嬢×オヤジ客対談「なぜアジアで働くことに?」<コラムニスト木村和久>
キムラ:スナックやって、客に本をどんどん売りつけようよ。ドリンク1杯おごってさ、スマホから、アマゾンの予約をさせちゃえば? 本が売れれば、また新たな本の企画の話が出てくるかもよ。そういえば、なんでこの本できたの? 普通はなかなか、素人さんは本を出してもらえないよ。
カワノ:丸山ゴンザレスさんという、サブカルチャーに強いライター&エディターがいて、話をしたら、面白いから本にしようって言われて。
キムラ:そういうのはよくあるけど、そこから本にするのが難しいんだよ。
カワノ:丸山さんが、企画書を書いて下さって、とんとん拍子に話がまとまって。
キムラ:そうなの? じゃ丸山さんが優秀なんだよ。普通は絶対ありえないから。それにしても、ジャンルはサブカルなのが笑えますが。
カワノ:サブカルの棚に置けば読まれるって、編集さんが考えたみたいですよ。とりあえずって感じですか。
キムラ:本を読んでみて、この本はいったいどっちの味方なのかよく分からなかった。おじさんのキャバクラガイドというわけでもないし。かといって女性向けのガイドというわけでもないしね。
カワノ:そうなんですよ。自分でもどっちつかずの立場になってしまって。
キムラ:だからサブカルなのか? こちらからの提案としては、人生に行き詰った女性たちへの応援歌みたいな本として捉えたらいいかもよ。
カワノ:そのアイディアいいですね。
キムラ:今でいうなら、ピースボートのキャバクラ版みたいな。ピースボートは乗船料を取られるけど、こっちはお金がもらえるからね。
カワノ:思い悩んだ女性たちへ、こういうアルバイトをしながらの旅行もあるよって。
キムラ:キャバクラバイトを真似しろとは言わないけど、なんかいろいろ行動した方がいいよって感じだよね。結果、本も出せたから、めでたしだよ。
カワノ:ありがとうございます。とりあえず、増刷目指して頑張ります。トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
『50歳からのかろやか人生』 体は枯れても頭の中は未だ現役気分、コラムニスト木村和久が贈る そんなバブル世代(50~60歳)へ向けた老後生活の道しるべ |
『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』 やる気ゼロ、貯金ゼロ、計画性ゼロ。ポンコツキャバ嬢による、タイ、香港、シンガポール、カンボジア、ベトナムの「日本人向けキャバクラ」潜入就職&アジア夜遊び放浪記。 |
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