過去、日刊SPA!でのインタビュー記事が話題となった
「三島(別名 潮フェッショナル)」氏。
福島の南相馬市出身、大抵の女性を1秒で潮を吹かせられると豪語する異色のラッパーである彼が、AV女優をはじめとしたセクシーな女性たちにラップを講義し、即興でラップを作るという本企画『
陰部で韻踏むラップ塾』。
第14回目は、旦那と結婚してから16年目でAVデビューし、人妻女優として活躍中の
井上綾子さん。三島氏より年上のゲストは今回が初となる。珍しく緊張気味の三島氏だが、新たな一面が引き出される!?
井上綾子さん(左)と三島氏(右)
旦那に内緒でAVデビューした“本物”の人妻女優
三島:今日はよろしくお願いします! 男にしてください!
井上:私でよろしければ……。実物の三島さんって、写真で見ていたより若い感じがしますね。
三島:最近、グルテンフリーダイエットをしてたんですよ。カラダの内側から変わると聞いて。若いもんには負けないぞと(笑) ちなみに、旦那さんには内緒でAVやっているんですよね?
井上:はい(笑)
三島:家では料理とかするんですか?
井上:旦那がけっこう子どもっぽい料理が好きで。カレーとかハンバーグとか餃子とか。
三島:男優さんのチンポをこねくり回した手でハンバーグをコネているんですね。
井上:罪の意識に負けそうになりながら作ってます(笑) 気づいたらちょっと細長くなっていたり……あら、いやだ(照)
三島:そういえば、事前アンケートで「若い人が好き」って書いてありましたが。
井上:若いといっても30代とか。私がもうおばちゃんなので……。
三島:そんなことないですよ! ご年齢を重ねたうえで綺麗な人って、そうそういない。とはいえ作品では、年齢差を強調するために20代前半とかの男優さんと絡むことも多いんじゃないですか?
井上:実は、AV業界に
男優高齢化問題がありまして。私がお母さんとか親戚の叔母さん役で、息子や甥っ子に犯されてしまうというドラマものに出演することが多いのですが……。ドラマができる男優さんって、少ないんですよ。若い人ではほとんどいない。そうなってくると、私とそんなに年齢が変わらなくて、ビールっ腹だったり、ヒゲが生えていたり(笑)
三島:ぜんぜん息子じゃない(笑) 最近の若い人はあんまり男優になりたがらないんですかね?
井上:男優さんって、現場でもいちばん大変で超人的な仕事なんです。監督の指示したタイミングでイケないとダメだったり、女優さんを綺麗に見せながらプレイしないといけなかったり……真面目な人が多いんですけど、男性って女性よりも精神的にはデリケートな生き物だから、失敗して落ち込んでしまうのかもしれません。現場で女優さんを気遣いながら頑張っている男優さんはすごいと思いますね。
三島:いい話ですね。ちなみに、井上さんはAVをやる前はなにをやっていたんですか?
井上:メーカーの事務とかパートを転々としたり。ホント普通の主婦です。
三島:へー。自分の予想なんですけど、初体験は割と遅かったんじゃないかな? って思うんですけど、どうですか?
井上:かなり遅くて、21歳のときだったんですよ。
三島:きましたね、コレ(笑) 高校のときとか、そういうのなかったんですか?
井上:私の通っていた学校って、全体的におとなしい雰囲気だったので。
三島:モテそうですけどねー。当時はどう過ごしてました?
井上:クラスではよく喋るけど、うるさくて男からはモテないタイプというか。
三島:ああ、それうちの中学校のカオリだ。
井上:だれですか(笑) それで、中学の頃からエロ漫画を描いていたんですよ。
三島:エロ漫画!?
井上:しかも、ホモ漫画。
三島:ホモ漫画!? そんな女子中学生見たことないっすよ!(笑)
井上:当時からホモが好きで……。いわゆるBLってやつですね。とはいえ、処女だったからセックスのシーンがわからなくて。エロ本を買って、男女を男同士に置き換えて。
三島:昔からスケベな素質はあったんですね。
井上:性の目覚めとしては、父親が隠していたエロ本を見つけたことですね。小学校の中・高学年ぐらいの頃。オナニーを始めたのもその年代ですね。
三島:ちなみに、漫画の単行本とかは出てるんですか?
井上:プロではなく、同人誌ですね。昔からコミケとかにも出展してました。
三島:どんなホモ漫画だったんですか?
井上:既存の作品の二次創作なんですけどね。あるサッカー漫画の別ストーリーです。
三島:本編では描かれてはいないけど、その裏では……みたいな(笑) まわりにはマンガ描いてるって言ってたんですか?
井上:はい。みんなに見せてましたね。当時としては「これは私の魂の作品だ!」と思っていたので。いま思うと、本当におたんこなすで。あの頃の自分を引っぱたいてやりたい(笑)
三島:だってそんな中学生、変態丸出しですもんね(笑) 現在も漫画は続けているんですか?
井上:いまは自分のAV体験をもとに実録漫画を描いていて、今年もコミケに出展しますよ!
井上さんの実体験をもとにした漫画作品『40過ぎてAVデビュー!!』
三島:どこか出版社から声とか掛からないですか?
井上:過去には、ありましたよ。でも、けっこう業界のシビアな側面を描くことを求められて……。ここ数年、確かにAV出演強要問題があったり、世の中の人は「やっぱりAV業界は薄暗い」と思っているかもしれません。でも、私はぜんぜん楽しいし、みんな礼儀正しいと思ってて。センセーショナルに描くよりも、現場でのトホホな体験とかを明るいタッチで楽しく表現したかったんです。
三島:実は、この企画の裏コンセプトもそれですよ。スケベで世の中明るくしたいっすよね。