更新日:2023年03月12日 08:22
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「老人ホームで大麻」でハッピーに…医療大麻の先進国・イスラエルの場合

いくら長生きしても、痛みや苦しみばかりでは楽しくない

 現在、イスラエルでは医療大麻を使用したデータを大規模に収集し、高齢者の医療効果について調査を行い、今後に役立てようとしているのである。 「イスラエルでの調査によれば、医療大麻は癌の疼痛を緩和し、認知症の問題行動を抑え、パーキンソン病の運動障害などの症状改善に役立っています。また、高齢者は慢性疾患により、大量に服薬しがちですが、医療大麻は薬の使用量を減らし、生活の質を向上させることも明らかになっています」  ハダリン老人ホームの看護部長であるインバル・シコリン氏は、大麻と老人医療について誇らしげにこう語ったという。 「いくら長生きしても、痛みや苦しみばかりでは楽しくない。医療大麻を使用することで痛みを和らげ、食事がおいしく感じられ、気分よく楽しく生きることができます。私たちはそのための手助けをしているのです」 【矢部武氏】 ‘54年、埼玉県生まれ。ジャーナリスト。‘70年代に渡米。帰国後、ロサンゼルス・タイムズ東京支局の記者として活躍。著書に『大麻解禁の真実』(宝島社)などがある ※『週刊SPA!』7/3発売号「ハッピーな老後は大麻でキマり」より 構成/SPA!大麻問題取材班
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週刊SPA!7/10号(7/3発売)

表紙の人/ 土屋太鳳

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