恋愛・結婚

38歳女性の婚活がうまくいかない理由 相手のスペックにこだわりすぎて…

 こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。  婚活をしているみなさんは結婚相手を見つけるために何を基準にしていますか? 今回は結婚した先に訪れる困難やトラブルを、ともに乗り越えていける関係性を築くことができるお相手選びのヒントをお伝えさせていただきます。

山本早織

 友人の紹介などでは、事前にはあまりわからない相手のスペック。紹介なら気にならないのに、なぜネット婚活や結婚相談所では気にしてしまうのでしょうか?  まったく接点のないお二人同士をご紹介する上で、紹介者としても年齢や年収などは、ご紹介をしていく際に必要な情報ではあります。また、価値観が近い人同士のほうが生活をしていく上でもうまくいくことが多いこともあり、家柄や育ってきた教育環境などを基準とすることもあります。  そのため、活動する婚活当事者も年収や年齢、身長や肩書などプロフィールから会うお相手を探そうとしてしまいがちです。プロフィールにとにかくこだわりが強い方も多く、以前、お会いした女性は「絶対に士業の方がいいんです」とおっしゃっていました。

「コンプレックスを埋める相手」を探すとうまくいかない

 消防士、警察官、弁護士などの士業がいいと言っていた斎藤みちるさん(38歳・仮名)は、岡山県に住む女性。みちるさんとの出会いはブログからのお問い合わせでした。初めてお会いした印象は笑顔が素敵で、とても小柄で女性らしい方という印象。ただ、男性とお付き合いした経験がないことから、異性とのコミュニケーションには自信がないようでした。 「男性とお付き合いしたことがなく、あまり出会いもないのですが、どうしても結婚がしたいんです。このまま一人でいるのは寂しいし不安で……」とみちるさんは不安を打ち明けてくれました。 女性 みちるさん自身は普通のOL。男女問わずこのように自分の人生を生きてきて、40歳近くなり、《一人になるのが寂しい。これから先が不安》と自分自身の問題を解決するために結婚を選ぶ人は少なくありません。  しかし、自分のコンプレックスや不安などの問題を埋めるための相手を探す。そのような価値観や視点を持ち続けていては、うまくいく縁も離れてしまします。  まずはみちるさんにはマインドチェンジが必要だなと感じた私は、少し時間はかかることをお伝えし、結婚相談所での活動を決意していただき、婚活を開始。活動を開始したところ、見た目や写真の感じがよかったみちるさんは、本人の想像以上に素敵な男性からお申し込みをいただきました。  しかし、「こんなにお申し込みいただいて、感謝しかないですね。このご縁、一つひとつ大切にしていきましょうね。」と私がお伝えしたところ、「早織さん。私、士業の男性がいいんです。なので、今きているお申し込みはお断りします」  さすがの私も、「身の丈~~~~!」(IKKOさん風)と叫びそうになりましたが、本人の考え方を変えることは私にはできません。
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「見た目がいい美人な女性を連れている俺」には何の意味もない
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