デジタル

新型が登場したMacBook Air、Mac mini、iPad Pro ボーナスで狙うならどれ?

ノートPC以上の性能を持つ「iPad Pro」

 今回の発表で最も注目を集めたのが「iPad Pro」だ。新しいiPadは11インチと12.9インチがラインナップ。ストレージも64GB/256GB/512GBに加えて、なんと1TBモデルがお目見え。大きな変更点としては、ホームボタンがなくなったことが挙げられる。iPhone XのようにFace IDで認証するのだ。さらに待望されつつも本当に搭載されて驚いたのが、USB Type-C。Lightning端子からPCやAndroidスマホですでに普及しているUSB Type-Cになったのだ。  スマホとPCの中間というイメージのタブレットだが、新型のiPad Proは、そのへんのノートPC以上の性能を持つと謳っている。最新の「A12X Bionic」チップは毎秒5兆回の演算処理ができ、Neural Engineを搭載し、高度な機械学習が可能。仕事の急場をしのぐというイメージから、普通に仕事で使える端末になっている。 「Apple Pencil」も第2世代モデルが登場し、iPadの側面に磁石でくっつき、充電できるようになった。前モデルのようにLightning端子に挿すという煩わしい作業から解放されるのはありがたい。専用の「Smart Keyboard Folio」も発売されており、文章入力系の作業もお手のもの。

注目のiPad Proは11インチモデルと12.9インチモデルの2種類がラインナップ

 11インチは8万9800円(税別)~、12.9インチは11万1800円(税別)~とこちらは想定内の価格だが、「Apple Pencil(第2世代)」は1万4500円(税別)、「Smart Keyboard Folio」は1万9800円(税別)~とオプションもなかなかのお値段。オフィス内でのみ使うというブルジョアならWi-Fiモデルでいいが、外出先でも使うならいつでもどこでもネットにつながるWi-Fi+セルラーモデルの方がお勧め。例えば、「iPad Pro 12.9インチ 256GB」のWi-Fi+セルラーモデルを選び、オプションも追加すると、税込みで19万7748円となる。MacBook Airの第8世代CPUと256GBストレージモデルで、オプションでメモリを16GBに増量した時の19万3104円よりも高くなる。  iPad Proでできることとできないことを理解したうえで仕事に使うのであればオススメ。営業マンがiPad Proでカタログを見せてくれたら、ちょっと引き込まれそう。一瞬で起動できるので、出先の細切れ時間を活用して少しずつでも仕事を進められるのもメリット。  サイズは好みだが、筆者としては大は小を兼ねると考えているので12.9インチを使いたいところ。iPhone XS Maxを利用しており、どうせタブレットを買うなら思いっきり大きい方がいいという人にもぴったりだ。さらに、12.9インチモデルなら、電子コミックを読む際に端末を横にして見開き表示できるのも嬉しいところ。Apple Pencilでメモ取りに使うもよし、イラストを描くのもよし。ホームボタンとLightning端子がなくなった最初のモデルなので、しばらくは最前線モデルとして活用できそうなのも安心できる。  どれも魅力的だが価格が高いという論調で申し訳ないが、実際そんな内容だった。もちろん、限定されたスペックと価格だけで比較すれば、もっと安い製品も存在する。しかし、Apple製品は端末の高級感や惹きつけられるデザイン、迷わず使えるUIと、スペックに現れないメリットも多い。もし、ビビビッときた製品があるなら、Apple Storeや量販店で実際に触ってみよう。そこで気に入ったなら、ボーナスを突っ込んでも満足すること請け合いだ。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ