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WindowsとMac「どっちを買う?」論争、勝手に最終決着。スタイルで選ぶなら

WindowsかMacか

mac PCはWindows派でしょうか?それともMac派でしょうか?  この論争、おそらくインターネットを伴ったPC環境が整いはじめた90年代の中盤くらいからながらく続いている、終わりなきVS構造のように思います。しかしVSと言いながら、多くの企業で採用されているWindowsが圧倒的なユーザー数を誇ってきたのは言うまでもありません。  2021年5月時点での調査によると、日本企業のOSのトップシェアはいまだWindowsが65%を占め単独トップで、相対するMac OSはというと15.89%(出典:TECH+)。実に4倍以上もの差がついているわけです。  この理由の詳細についてはここでは割愛しますが、企業規模で採用した際のコストパフォーマンスや、それに対応するケアの充実度など、企業運営において都合の良いプロダクトであるということがおそらく大きな理由でしょう。  なんとなく「Macはデザイナー、クリエイター専用機」という決まりごとができていたりもしますが、クリエイティブ業界の末席にいた筆者も、Macを会社で支給されるまでかなりの年月を苦手なWindowsでこなしていました。Windows恐るべし。しかしこれらはあくまで「会社」でのお話。今回は自宅などでのパーソナルな利用に目を向けてみたいと思います。

本当はMacを使いたいという隠れた願望

 2020年の新型コロナウイルスの感染拡大を期に一気に在宅勤務を余儀なくされた方々の中には、会社から貸与されるWindows PCだけでは「なんだかパフォーマンスが悪いなぁ…」とか、たまには気分を変えて外で作業したいなという時に「どうも見栄えがカッコ悪いなぁ…」といったような“これまでなかったPCニーズ”が噴出してしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。  見惚れるようなスタイリッシュさや、一糸乱れぬデザインは、決して若者だけのものではないし、むしろ年甲斐もなく「カッコよくて、モテそうな方のPC」であるMacintoshを、本当は使いこなしてみたい…というささやかな願望を持つ男性の気持ちは不変ですし、そんな自分の姿を想像するのも悪い気分はしないのではないでしょうか。  ということで今回は、自前(自腹)で買うノートPCをあえてAppleMacintoshへ変えてみることを推してみたいと思います。(ただし、本稿で述べるのはあくまで「スタイルとしてのノートPC」についてですので、スペックなどより詳細を調べたい方は専門メディアを是非ご参照ください)
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Macは高いと思っていたけど…
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数々の雑誌を渡り歩き、幅広く文筆業に携わるライター・紺谷宏之(discot)と、企業の広告を中心にクリエイティブディレクターとして活動する森川俊(SERIFF)による不惑のライティングユニット。 森川俊 クリエイティブディレクター/プロデューサー、クリエイティブオフィス・SERIFFの共同CEO/ファウンダー。ブランディング、戦略、広告からPRまで、コミュニケーションにまつわるあれこれを生業とする。日々の活動は、seriff.co.jpや、@SERIFF_officialにて。 紺谷宏之 編集者/ライター/多摩ボーイ、クリエイティブファーム・株式会社discot 代表。商業誌を中心に編集・ライターとして活動する傍ら、近年は広告制作にも企画から携わる。今春、&Childrenに特化したクリエイティブラボ・C-labを創設。日々の活動はFacebookにて。

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