馬主って本当に儲かるの? 購入後の費用や回収金額を聞いてみた
実際に、今回のオフ会では先輩馬主と新人馬主との意見交換があちこちで行われていた。放牧や帰厩・転厩など、馬運車が必要な状況において、1頭だけで移動するのはできるだけ避けようなんてアドバイスは、こういった場でなければ新人馬主にとっては得られないものなのかもしれない。ちなみに、馬運車を1頭だけの移動で使うのを避ける理由は、移動費用が1頭の馬主全額負担になるからだ。馬運車は基本複数頭載せられるため、乗った頭数で費用は頭割りになる。下手に長距離の移動を1頭ですると1か月の預託料に負けない額が請求されたりすることもあるという。
やりくりのお話などを聞くと、所得さえあれば俺も馬主に挑戦できるのかも? と思っってしまった。その表情に気付いたのか、
「共有馬主になりましょうよ! 給料(が馬主条件に)足らないんならウチくればいい!」
ドキっとすることを言われてただただ混乱する記者。養育費の心配があるんでもうちょっと自力つけてからにします……。記者のような小心者はさておき、世間で思われているより馬主という立場のハードルは高くはない。共有馬主であればよくある一口馬主のように馬代金と経費をシェアできる。
とはいえ、馬の買い方や厩舎への預け方など、最初に知らなくてはいけないことは多い。馬主同士の繫がりはこうした知恵や経験を共有することにも役に立つというわけだ。
競馬好きなら誰もが憧れる馬主というステイタス。サラリーマンでは叶わぬ夢と諦める事なかれ。あなたも夢の馬主生活が送れるかもしれないのだ。
「気になった人は新宿区馬主会で検索してください!」(Dさん)
次回はさらにディープな馬主あるあるについての話題を取り上げる。
<取材・写真・文/佐藤永記(シグナルRight)>
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
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